鬼燈の島-ホオズキノシマ-(三部けい)

849 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/02(木) 17:16:04
『鬼灯の島』飛ばし読み・うろ覚え
本当はもっとこと細かく書いてあって長かったけど、短く書き直して簡素にした。
付箋とか重要な部分とか結構削ったから訳分からんかも

ある島に、不幸な生い立ちの子供や心に病を抱えた子供を引き取る学園があった。
島に島民はおらず、学園に関係している少数の人間しか暮らしていなかった
主人公の母親は「すぐに帰ってくる」と言い残して蒸発した。
主人公は盲目の妹を残された少ないお金で世話し続け、痩せ衰えていった。
その後保護された主人公と妹は、島の学園に引き取られることになった

学園に配属されたばかりの新人の女性教員に学園を案内された主人公は、
学園を「秘密基地みたいだ」と言ってはしゃいだ
それを見た女性教員は「私のような大人と子供では、見ている物が全然違って見えるのね」と不思議に感じた

だが、先住の子供達は主人公に「生きて島を出たければ、絶対に大人達を信用するな」と警告してきた
その後、主人公は学園の秘密を聞かされる
それは、この学園が引き取った子供を殺し、保険金で私服を肥やしているという話だった。
子供達が生命保険に加入されているという証拠もあった

その話を聞かされた主人公は、真実を知っている仲間という証しとして、糸を結って作られた腕飾りを貰う

それから何日か経ったある雨の日、主人公はガキ大将風の少年が血を流しながら担架で運ばれていくのを目撃する
担架を持っていた二人の内の一人の教員は血が付いた刃物を持っていた

翌日、教員からガキ大将風の少年が一時的にこの島を去ったと発表された
主人公は大人たちが嘘つきだと知り、保険金目当てに子供を殺しているという話が事実だったと確信した

その後、学園に多額の保険金が振り込まれた

子供達は島からの脱出を計画するようになる
続く


850 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/02(木) 17:20:11
続き
子供達は島からの脱出を試みる。島にはフェンスで区切られた区域があり、
子供達はフェンスを越えてその先の戦前からある鉱山へと逃げていく
教員達は子供達が逃げたと知ると「大事な子供達に『行方不明』になられては困る」と言って追いかけてくる

子供達はバラバラにはぐれてしまい、教員達もバラバラになって追いかけてくが、
教員達は子供達の反撃で負傷したり死んでしまったりする
金髪の少年は女性教員に崖の上まで追い詰められるが、
主人公は金髪の少年が女性教員に突き落とされて崖下に落ちるのを遠くから見てしまう

その後、主人公は女性教員と共に鉱山の中の水かさが増え続けている貯水タンクの中に落ちてしまうが、
女性教員は「このままだと二人とも溺死してしまうから、私が踏み台になるから君がタンクの蓋を開いて」と言ってくる
主人公は口論の末に提案を呑んでタンクの蓋を開けて外に出るが、
女性教員がタンクから出れば自分を捕まえに来ると思った主人公はタンクの蓋を固く閉ざしてしまう
女性教員は泣きながら「私達は子供達を殺してなんかいないわ、信じて」と懇願するが、
金髪の少年の死を見ていた主人公は女性教員を「嘘吐き」と罵って信じなかった

最終的に主人公は全ての教員を撃退して学園まで戻ってくるのだが、島の船着場に船が来ており、
その船からガキ大将風や、かつて殺されたと思われていた少年が降りてくる

実はガキ大将は死んでおらず、あの日は野良犬に餌を与えに行って雨で足を滑らせて転落して大怪我を負い、
駆けつけた教員達は犬がガキ大将を襲ったのだと勘違いして刃物で犬を切り付けていた(血の付いた刃物はこれ)
教員達全員も学園のために生命保険に加入しており、ガキ大将風の生命保険だと思われていたものは実は教員の生命保険だった
教員達が必死に鉱山まで子供達を追いかけて来たのは、その鉱山が実は旧日本軍の毒ガス製造所で
未だに毒ガスが残っていたことと、崩落の危険性があったからだった
(かつてそこで死亡した少女がいて、少女の遺言で生命保険を学園のために使った)
女性教員は金髪の少年を突き落としておらず、かつて母親に騙されて心中に巻き込まれて
大人を信用できなくなっていた金髪の少年が自ら崖から飛び降りていた

殺された子供なんて初めから居なかった。全部子供達の妄想だった

(一応ハッピーエンドでした)


851 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/02(木) 17:45:18
島って言う舞台設定が、悲劇を呼び起こしたのかねー。

852 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/02(木) 19:39:27
どこがどうやってハッピーエンドになるんだ…

857 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/02(木) 20:50:59
>>852
教師たちを皆殺しにして保険金でウマーってことじゃないの

 

鬼燈の島-ホオズキノシマ- 1 (ヤングガンガンコミックス)(全4巻)
鬼燈の島-ホオズキノシマ- 1
(ヤングガンガンコミックス)(全4巻)