ホーム » 小説 » 小説/か行 » クロスファイア(宮部みゆき)

380 名前:クロスファイア1/3 :2010/10/23(土) 22:38:08
連れ子でgdgdで思い出した。小説内のあるエピソード。

少年の母親が再婚して弟ができた。
無口で大人しい少年と違って、弟はわがままなだだっ子だった。
母親に対してはベタベタと甘えていたが、
少年に対しては嫉妬をむきだしにして反抗する弟だった。
それでも初めてできた弟が嬉しく、まだ幼いからうまくいかないけど
そのうち仲良くなれるかも…と少年なりに弟をかわいがっていた。

ある日、少年は弟の帰りが遅いのを心配して公園にやってきた。
広場の中では何かが燃えて動いていた。
燃えている先では女の子が「ごめんなさいごめんなさい…
でもいつもいじめるんだもの」と泣きながら謝っていた。
その時理解した。目の前で燃えているのは弟だった。
少年は絶叫した。


381 名前:クロスファイア2/3 :2010/10/23(土) 22:39:25
駆けつけた大人達が消火に当たったが、すでに弟は消し炭となっていた。
少年は「あの子を探して!あの子がやったんだ!」とわめいていた。
しかし女の子を目撃した者は少年以外にいなかった。
そして少年と弟は血が繋がっておらず、弟がかなりわがままだった事実が浮かび上がる。
少年はかたくなに事実を述べた。周りの大人達はそれを信用しなかった。
少年は何度も事情徴収され、精神的な病気まで疑われた。

最終的に弟の死は事故として処理された。
再婚によって明るくなった家の中は、その日を境に崩壊した。
少年はますます無口に育ち、成長して刑事となった。
仕事のため家を出る日、無言で少年を見送る母親がやっと口を開いた。
「最後に教えて。弟を殺したのはあなたなんでしょう?」
少年は悲しい気持ちで否定する。「違う、女の子はいたんだ。僕は探してみせる」
母親に告げた後、少年は家を出て二度と戻らなかった。


382 名前:クロスファイア3/3 :2010/10/23(土) 22:40:48
ちなみに弟が燃えたのは発火能力を持った超能力者(女の子)の仕業。
そんなもんわかるわけねーっていう。
少年一家はとんだとばっちり。

で、この件があって以来、女の子の両親は死にものぐるいで能力を制御させる教育を施した。。
感情が高ぶると能力が漏れてしまうため、いかなる時にも動揺しないように
感情を押し殺すように、人と親しくならないように、徹底的にしつけられた。
おかげで能力の制御はできたものの、常に一人でいることを強いられて
何かを楽しんだり喜んだりもできず自分は何のために生きているのか苦悩する。

最後は突き抜けて「能力使って裁かれない犯罪者燃やせばいんじゃね?」という結論に至る。
力を使って少年犯罪だから無罪でした!な犯罪者を捜しては焼死させていく。
異様な焼死事件が続き、刑事となった少年が女の子まで一歩一歩近づいていくって話が本筋。


385 名前:自治スレでローカルルール他を議論中 :2010/10/23(土) 23:10:21
>>382
某ノート漫画の主人公的な女の子だな。

391 名前:自治スレでローカルルール他を議論中 :2010/10/24(日) 00:39:18
奇妙な物語で人を燃やす役をやってたからですね(笑)

392 名前:自治スレでローカルルール他を議論中 :2010/10/24(日) 00:56:07
>>391
それ、クロスファイアの前章的な短編が原作なのよ。

 

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