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632 名前:1/2 :2011/03/02(水) 01:14:01.22
初期の世にも奇妙な物語でやってた話。
記憶曖昧なんで違ってたらごめん。

話は70~80歳くらいの老人Aが老人ホームに入居したところから始まる。
Aは車椅子だが今でも頭はしっかりしており毅然とした雰囲気を持っている。
AにはBという専属世話係の男が付くが、こいつは50~60歳くらいの貧相で卑屈な中年親父。
聞けば目だか耳だかに障害があってそれは子供時代教師に体罰を食らった為だとの事。
「私は落ちこぼれでしたからねえ、そりゃあしょっちゅう殴られてましたよ」と語るB。
実はAは戦時中教師をしており、当時の教育方針に則ったバリバリのスパルタ教師だった。
出来の悪い子は裏山に呼び出して「この非国民が!」「それでも日本男子か!」と罵声を浴びせ
竹刀や拳で殴り付けていた。
暴行を加えた生徒達の顔などAは覚えておらず、まさかその内の一人がBなのではないか、
Bが世話係の立場を利用して復讐するのではないかと疑念を抱くA。


633 名前:2/2 :2011/03/02(水) 01:14:25.78
案の定その日から車椅子が固定されていないせいで滑り落ちそうになったり
食事に異物が混入されていたりと事故が続く。
Aは罪の意識があった事、何かあるたびBが可哀相なくらい謝りまくるのでなあなあに流していたが
ある日Bと外に散歩に行った時Aを無視してBはガンガン山道に車椅子を押し進める。
「あの時もこんな秋でしたよねえ、逆上がりが出来なかった私を呼び出して
どんなに泣いて謝っても血が出てるのにあなたは殴り続けた」
当時とは逆に泣き叫び許しを乞うA、ニラニラ恐怖を煽るB。
ついに山の中で車椅子は止まりAはここで殺される!とパニックになり、火事場のくそ力で
手近にあった大きな石を拾い上げ「この非国民が!!」とBを殴り倒す。
崩れ落ちるB、気絶する間際「私はただあなたに謝ってほしかっただけなんだ…」と一言呟いたのだった…。

その後Bは退職させられ新しい世話係が来るんだけど次来た男CもBと同年代のやはり障害がある男で
「私は子供の頃教師に体罰受けたせいで今でも腕がここまでしか上がらないんですよ」
あのBを思わせる卑屈な笑みを浮かべていたというオチ。

Aの被害者は他にもまだまだいそうな所、Aが幸せに暮らしてきて
高級ホームに入れるほどだったのに被害者生徒たちは不自由な体の為に
ろくに就職も結婚も出来なかったというのが後味悪い。
しかしAが完全に悪いかというとそうでもないのでもやもやする。


後味悪い
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