ホーム » 小説 » 小説/な行 » 2001年公害の旅(筒井康隆)

365 名前:本当にあった怖い名無し :2011/10/24(月) 01:21:13.84
筒井康隆は親が良かれと思ってやった事が裏目に出る話よくあるよね。
その内の一つ。

公害が社会問題になっていた時代、主人公夫婦はまだ環境汚染されていない田舎に引っ越そうとする。
しかし何らかの理由で幼い息子だけは都心に残す事になる。
(将来を考え教育の質を落としたくないとか小さくて移動に耐えられないが理由だったと思う)
いずれは田舎に呼び寄せて親子で暮らすことを望むのだが、
政府は地方を見捨て都心だけ浄化されたドームに包み地方との行き来を完全遮断する。
都心にいる者は一度外に出ると二度と中には戻れない。
そんな清浄な世界で育った息子は当然外では暮らせず、親子は永久に引き裂かれる。
ラスト遠くから環境汚染で体が弱りぼろぼろの体でドームを見つめ
今日も息子を思い泣き続ける夫婦の姿があった。

 

くたばれPTA (新潮文庫)
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