ホーム » 小説 » 小説/か行 » 黒石島殺人事件(諸星大二郎)

734 名前:本当にあった怖い名無し :2011/11/11(金) 10:39:40.63
過去スレのどっかで既出とは思うが、諸星大二郎の『黒石島殺人事件』がなかなかだな
後味が悪いというか、刑事ものなのに何も解決しない気持ち悪さ
カタルシスの対義語ってあるのかな?まあそんな感じ

いま携帯からなんでまとめる自信がないので、誰か分かる人がいたらお願いします


750 名前:1/2 :2011/11/12(土) 12:09:05.38
じゃあ>>734の黒石島殺人事件

黒石島は、人口100人にも満たない離島である。
残暑厳しい中、幸江という女が胸と顔をズタズタに刺されて
殺されていたという通報があり、本土から刑事が派遣される。
島民全員が集まる頃には、腐臭が漂っていたため、崖の上に仮埋葬したという。

週に1度しか島への定期便はなく、部外の人間の犯行とは考えられない。
事件の前後から姿の見えない佐吉という若い男が被疑者として挙げられた。

山狩りの最中、寄り合い所に幸江本人から電話がかかってくる。
幸江は佐吉と定期便に隠れて乗り込み、島外にかけおちしていたのだ。

また、身元を確認を取れなかったのは、あまりに惨かったため、
幸江の家族にも遺体を見せずに埋葬してしまったのが理由だった。


751 名前:2/2 :2011/11/12(土) 12:09:34.72
一方、殺されていたのは数日前から行方不明のカツ子ではないかという話があがったが、
今度はカツ子が山奥の沢で見つかる。山菜採りの最中に足をくじいて身動きが取れかったという。

刑事は、じゃあ殺されたのは誰なんだと問いかける。
当時、第一発見者は酒に酔っていたし、伝聞が伝聞を生む島民同士の話はようとして掴めない。
ただひたすら暑かった…草と血の匂いが凄かった…と繰り返すだけだ。
らちがあかない刑事は、死体を掘り起こし、鑑識に検死をさせるよう要請する。

しかし、到着した頃には、おりからの台風により、墓は崖ごと海の底へと崩れ去ってしまっていた。
これで一切の手がかりが失われた。
村民は刑事に対して嘆願する。

“今回の事件はもうなかったことにして欲しい
島民は全員揃っているし、もう死体自体も存在しない…”

“あの日は昼ごろには暑くて頭がボーッとしてて…
 とにかく草いきれが死体のような臭いをしていたし…”

“みんな暑さのせいで悪い夢でも見ていたんじゃないか…”


752 名前:本当にあった怖い名無し :2011/11/12(土) 13:53:05.34
>>751
え?終わり?

753 名前:本当にあった怖い名無し :2011/11/12(土) 14:03:30.81
>>752
終わり
厳密には、

刑事「な、なにをいまさら…! おい…みんな…!?」

島の遠景図

で終わり

 

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