フィニアスとファーブ/シーズン1第5話「女優キャンディス」

704 名前:本当にあった怖い名無し :2012/01/03(火) 21:40:45.80
アメリカのコメディーアニメ『フィニアスとファーブ』の1エピソード
基本的にはあくまでコメディーなんだけど、話だけ見るとちょっと酷い部分もある。半分は自業自得でもあるけど

小学生にして天才である兄弟フィニアスとファーブの夏休みの楽しい日々の話。
姉のキャンディスはほぼ毎回煮え湯を飲まされて酷い目に合う

ある日、キャンディスは女優に憧れてお芝居の練習をしていたが
(歌手とかモデルとか色々なものに憧れる事が多い。歌だけはガチで上手いが、
公の場ではコメディー補正でまともに評価されない)、
裏庭から聞こえてくる騒々しい物音によってそれを阻まれる
裏庭では弟たちがウェブ公開用の怪獣映画をミニチュア模型を使って撮影しており、
怒ったキャンディスはミニチュア模型を踏み潰して兄弟を叱り付ける

その後、近所で乙女チックな映画の撮影が行われている事実を知ったキャンディスは、
映画監督に会いに行き、演技を見せ、「ギャラは要らない」と言って自分を売り込む
映画監督はキャンディスを「悪くない」と評価して主役のお姫様役として抜擢し、
浮いた資金で新人監督を代役で起用する
新人監督としてやって来たのは弟たちであり、
弟たちは自主制作ウェブ映画のアクセス数が一億を超えたという実績を持っていた
キャンディスは弟たちの行為を母親に言いつけようとするが、
映画監督から「君はスターに成れる」と言われてその気になり、弟たちの映画に出演する決意をする

弟たちによって改変された映画の撮影は過酷なものだったが(嫌がらせレベル)、
キャンディスは「最後にはお姫様に成れる。スターに成れる」と信じてそれに耐え続けた
(一応書いとくと、弟たちは「楽しければそれでいい」という純粋な性格で、悪意とは無縁)


705 名前:本当にあった怖い名無し :2012/01/03(火) 21:43:46.04
ようやく一番の見せ場であるラストシーンの撮影まで行き、
演出として上から花弁が振ってくる筈だったが、弟たちのミスによって何故か大量の便器や浴槽等が振って来る
キャンディスは見も心もボロボロになり、まともに演技など出来なっていた

撮影終了後、体調が戻ったキャンディスは撮影した映像を観せられるが、
ラストシーンのキャンディスは肌も髪も衣装もズタボロで、息も絶え絶えな醜い姿だった
「これじゃあスターになんか成れない」キャンディスは涙を流す
しかし、弟たちが編集技術を駆使して映画の中のキャンディスを美しく加工し(何故か実写化)、キャンディスは大喜びする

キャンディスの主演映画『呪われたお姫様』は、試験的に町の小さな映画館で公開されることになり、
そこで観客達から好評であれば、全米で公開されることになる
映画は始めこそ観客達から好評だったが、ある理不尽な事情(説明が難い)から不当な批評を受けるようになる
映画はボツになってお蔵入りし、キャンディスは落ち込んでしまう

弟たちはキャンディスを励まそうとし、公開していなかった映像を編集してウェブ公開する
それは、巨大なキャンディスが町を踏み潰して奇声を上げ、最後には地球を破壊するという内容だった
(上記の、怒ったキャンディスがミニチュア模型を踏み潰して弟たちを叱った時の映像。
 本人は気付いてなかったが録画されていた)
自分の日常の姿が「巨大な悪い怪物」として編集されてウェブ公開されたことを知って
唖然とするキャンディスの目の前で、動画の再生数は五万を越えた

それからというもの、キャンデスは道行く人々から「怪物」と指差されて呼ばれるようになる
怪物呼ばわりされ、女優への夢も断たれ、キャンディスは肩を落として俯き、悲しそうに歩いていく
1人の少年がすれ違いざまにキャンディスを見かけ、「あの子は『呪われたお姫様』の主演の子だ」と気が付く
少年が「君は最高だった」とキャンディスの背に呼びかけるが、その言葉がキャンディスの耳に届いたかどうかは不明


718 名前:本当にあった怖い名無し :2012/01/05(木) 05:20:45.30
>映画は始めこそ観客達から好評だったが、ある理不尽な事情(説明が難い)から不当な批評を受けるようになる

肝心な部分を(説明が難い)で端折ってしまう>>705の書き方が後味悪い。

 

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