ホーム » 小説 » 小説/さ行 » 幸せ色の空(大懸朋雪)

633 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/25(月) 13:20:31.50
星新一選「ショートショートの広場1」から、
「幸せ色の空」

平凡なサラリーマンの主人公はある日、「神」の尋問官に声をかけられる。
市民の声を聞くのが我々の仕事、と言う尋問官について行くと、
そこは彼らが「緩やかな尋問」に使うカフェだった。

形式張ったことはしたくない、市民の不平不満を拾い上げて満足度を上げるのが使命、と語る尋問官。
不平とは何事か、自分は神の下僕として働かせていただいている事に満足している、と憤慨する主人公。
陳謝する尋問官。
そして主人公に登録番号・氏名・手術日・施術した病院を尋ねる。

その世界では市民は皆、ある手術を受けて神の下僕となる義務があった。
主人公は裏から手を回して偽の手術記録を手に入れた、いわば偽市民。

歓談=尋問が終わり、外に出る。
尋「いい天気だね」
主「さようでございますね」
尋「爽やかな青空じゃないか」
主「さようでございますね」
短い沈黙。主人公は逃げる。
大勢の善良な市民に捕まり、首筋に注射針が刺さる。

主人公は自宅で目覚め、手術が終わったことを知る。
手術を拒否して逃げ回っていた過去が、急に馬鹿らしく思える。
なぜ逃げ回っていたのか、どうせ子供っぽい理由なのだろう。
そういえば古代には、「神」のことを「政府」と呼んでいたらしい。おかしなことだ。

昼の日差しが眩しい。爽やかな空だ、幸 せ 色 の 真 っ 赤 な 空。

ガキのころ読んだので、最初はわけわかんなかったよ。


636 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/25(月) 17:16:42.45
>>633
空の色を赤く見せる理由がよくわからんが極左ってこと?

637 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/25(月) 17:20:26.21
>>636
正常に手術済みなら青空なんか見えるはずがない、って事だろ。

 

ショートショートの広場 (講談社文庫)
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