ホーム » 小説 » 小説/あ行 » イールのヴィーナス(メリメ)

274本当にあった怖い名無し:2013/04/23(火) 01:39:57.94
子供向け文学全集で読んだ外国の短編。

語り手が田舎の結婚式に出向くと、新郎の領地から青銅のヴィーナス像が掘り出された所だった。
語り手はそれを美しいが邪悪な所がある、と思うが、皆大喜び。

式までの時間潰しに、新郎は趣味のテニスを楽しみ、
汗をかくから、と指輪をヴィーナス像の膝に置いた。
(像はとりあえず庭に置かれた。像の指に指輪をはめたのかもしれないがうろ覚え)

主人公を含む招待客は新郎の館に泊まったが、夜半新婦の悲鳴で飛び起きた。
夫妻の寝室に行くと、庭から寝室に移されたヴィーナス像が倒れて新郎を押し潰していた。
新婦は、いきなり像が倒れて新郎が下敷きになった、とパニックを起こしている。
語り手の目には、ヴィーナス像が邪悪な微笑みを浮かべているように見えた。

都会に戻った語り手に、現地から手紙が届いた。それによると…
…不吉なヴィーナス像は鋳潰されて教会の鐘になった。
鐘の音は実に美しく村中に響いた。
現地はワインの名産地だが、なぜか葡萄が全部枯れた。原因不明。

本当にヴィーナスかどうかわからん像に指輪を預けたからこうなった的な結末だが、
像の正体がわからんので後味悪い。


276本当にあった怖い名無し:2013/04/23(火) 08:05:45.92
>>274
メリメの「イールのヴィーナス」だね。
指輪はヴィーナス像の指にはめた。そしたら取れなくなった。
結婚指輪だったのでヴィーナスが新郎の妻ということになり、
初夜にヴィーナス像がベッドに上がってきて、新郎を怪力で締め付けて殺した。

子ども向けだから、ただ像が倒れてきて潰されたってことにしたんだろうな。

 

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