ホーム » 小説 » 小説/さ行 » 祝辞(乃南アサ)

2051/2:2013/06/08(土) 10:03:36.68
女流ミステリ作家の短編。

A子とB子は学生時代からの親友。
A子はフワフワした可愛らしい美人で、イケメンA男と婚約中。
B子はいかにもデキそうなキリッとした美人。
A子がフィアンセを紹介したいと言うので、会社帰りに三人で落ち合った。
A男から見て、B子はA子が褒めあげる通りのしっかりしたお嬢さん。
B子に甘えるA子、A子をあしらうB子の様子も、
学生時代からの絆を彷彿させてA男は暖かい気持ちになった。

A男はA子から、三人で会った翌日からB子が声を出せなくなったと聞いた。
A子によると、病院に行ったが原因不明。
A子や家族とは筆談しているという。

A子A男は、B子を元気づけるためにグループ旅行に誘った。
人格のいい友達が集まったので、B子も楽しく過ごした。
宿泊先はコテージで、A子A男だけは個室を与えられ、あとは男女にわかれて雑魚寝。
最終日の夜、一足先に個室に戻ったA男にB子が迫った。
「なんでA子なの、なんで私じゃないの」

ほぼ同時にA子入室。
「A子ごめん…部屋間違えちゃった」
A子はB子が回復した事を喜んだ。
A男はB子の言葉を、誰にも言わなかった。


2062/2:2013/06/08(土) 10:10:28.02
後日、A子A男の披露宴。
新婦友人を代表してB子のスピーチが始まった。

「ただ今御紹介にあずかりました、B子と申します」
「新婦のA子さんとは学生時代から親しくさせていただいて…A子さん、本当におめでとう!」
「A子さんは守ってあげたくなるようなフワフワした可愛らしい方で…」
「ディスコの黒服に付きまとって妊娠しちゃった時、みんなでカンパしてあげた事もあるんですよ。
 どっちの子かわからないとか言っちゃって」
「ご心配なく、フワフワしてても意外と図太いんですよ、お礼の一言もなかったんですから!」
「最後まで言わせて!あんたなんか昔っから大嫌いだったわ!死ねばいいのに!」

B子、A男に一目惚れ。
でも認めたくなくて壊れてしまって、積年の恨み(逆恨み)が爆発しました。


208 本当にあった怖い名無し:2013/06/08(土) 10:24:07.08
かならず婚約者(カップル)と一人の異性だとこんな関係になるよな

209 本当にあった怖い名無し:2013/06/08(土) 11:08:35.69
結局B子は片思いで終わったの?
A男寝取られたなら後味悪いが、振られたままなら喪女B子ざまあとしか思えない。

217 本当にあった怖い名無し:2013/06/08(土) 14:10:31.76
>>205
いかにも女流作家が書きそうな話っていうか…そういう意味では後味悪いかも
A子タイプって、男にモテるが女には超嫌われるんだよな

228 本当にあった怖い名無し:2013/06/08(土) 19:11:20.59
>>205-206
乃南アサの「祝辞」だね

>>209
最後のシーンはスピーチ中に追い出されようとするような描写でENDだから寝取れてないよ

 

夜離(よが)れ (新潮文庫)
夜離(よが)れ (新潮文庫)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...