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4091/5:2013/09/05(木) 08:27:46.67
イラストレーター本秀康の漫画作品「アーノルド」

架空の国の架空の戦争のお話。
軍の重鎮、六頭(むとう)博士が新兵器アーノルドを連れて軍を脱走した。
六頭博士は名前の通り、脳が六個ある天才。
主人公の内山田君は大佐直々の極秘命令を受け、愛機トリ号で捜索に出た。
(トリ号は博士が作った知能のある戦闘機。白鳥型)
(アーノルドもやはり博士が作った知能のある人型戦闘ロボ。アーノルド砲で敵を焼きつくす)

大佐は万が一を考え、ロボット工学博士を五人誘拐した。
内山田君は、アーノルドと博士の信頼関係を利用した卑劣な、
ただしアーノルドも博士も軍も幸せになる計画を進言した。


4102/5:2013/09/05(木) 08:29:54.46
博士とアーノルドは孤島に隠れていた。
あっさり見つけた内山田君は、アーノルドの良心プログラムを作り替える事を進言したが、
博士は「優しいアーノルドじゃなきゃヤダヤダ!アーノルドはワシが育てた!」とごねる。
(六頭博士は自分が発明したアーノルド砲の威力を恐れて、保険のつもりで良心プログラムを強化した)
(そうしたらロボットなのに自責の念が芽生えて、
アーノルド砲を発射すれば回路がショートして自爆するようになっちゃった)

内山田君が説得に努めるうちに、トリコプター(トリ型輸送機)がアーノルド2号を投下した。
2号に狙われたアーノルドは、アーノルド砲で2号を破壊したが、当然回路がショートする。


411 3/5:2013/09/05(木) 08:33:06.43
内山田君が全部のスイッチをオフにしたので自爆は免れたが、
「アーノルドの人格が奪われた。ワシのアーノルドはもういない」
と博士が拳銃で頭を撃ち抜こうとする。
その直前、内山田君が博士の心臓を撃ち抜いた。
驚くトリ号に、内山田君は博士の頭部パーツを分解しながら説明した。

博士は軍が開発したロボットで、科学者から移植した本物の脳髄5個を
人工脳が連動させていたのだった。
このシステムは実験中に偶然できたもので同じものは二度と作れない。
内山田君はこのシステムを奪還するのが本来の任務だった。


413 4/5:2013/09/05(木) 08:37:24.89
“アーノルドはロボットなのになぜか心が通じるんだよね”って、
そりゃ通じるだろ…とトリ号は思った。

大佐は人工脳から島での記憶を消し、誘拐した科学者の脳を移植して
博士の人格プログラムを極悪モードに切り替えた。
すべてが終わり、うたた寝から覚めた(という記憶をインプットされた)六頭博士は、
良心プログラムを極悪モードにしたアーノルドの大量生産に踏み切った。

アーノルド作戦は大成功。連戦連勝。
前線からの映像を見て祝杯をあげる大佐と博士を見て、複雑な表情の内山田君とトリ号。


414 5/5:2013/09/05(木) 08:40:39.41
「…内山田君よかったね、博士嬉しそうじゃない…」
「うん、よかったね…」
「…アーノルドも仲間がたくさんできたし、大佐もご満悦…」
「うん、そうだね…」

イェーイ殺せー!!とはしゃぐ二人と内山田君とトリ号の沈んだ表情の対比が後味悪かった。
ファンシー系の絵柄なので後味の悪さ倍増。


419 本当にあった怖い名無し:2013/09/05(木) 10:59:59.23
>>414
この人結構エグい漫画書くよな

 

アーノルド (河出文庫 も 6-1)
アーノルド (河出文庫)


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