ホーム » 小説 » 小説/あ行 » 愛犬(ヘンリー・スレッサー)

435本当にあった怖い名無し:2013/09/28(土) 11:44:32.96
ヘンリー・スレッサーの短編

若い夫が、あたしはどこも悪くないのに…と渋る妻を精神分析医のオフィスに連れてきた。
妻が病的に犬を怖がるから治してくれ、これでは以前から欲しかった猟犬が飼えない、というわけ。
医者が催眠療法で過去に退行させて色々聞き出してみると、
子供時代の妻は犬好きで飼い犬を大変可愛がっていたとわかった。
だがある時、いじめっ子に犬をけしかけて噛ませてしまい、犬は殺処分された。
妻は罪悪感から必要以上に犬を怖がるようになり、飼い犬の記憶も封印していたのだった。
治療が終わって過去を受け入れた妻を見て、夫は喜んだ。
「ほら見ろ、やっぱりお前はおかしいんだ。
 僕の言う通りにしてりゃいいんだよ、これでやっと犬が飼える」

数ヵ月後、夫妻は猟犬を手に入れて大変可愛がっていた。
妻が猟犬を飼う事に賛成したので、夫の機嫌もいい。

夫の出勤後、妻は室内飼いの猟犬を抱き寄せて
夫の服の匂いを嗅がせ、けしかけて噛み裂かせた。

子供時代を思い出したけど医者の治療で罪悪感が消えた妻が、
モラハラ(当時こんな言葉はなかったけど)夫を噛み殺すよう猟犬を調教しております。


436本当にあった怖い名無し:2013/09/28(土) 12:10:19.71
良い話ではないはずなんだけど、不思議と胸がすくような・・・?

437 本当にあった怖い名無し:2013/09/28(土) 12:41:14.32
>>435
旦那がクソだな。セリフにも性格の悪さにじみ出てるし

 

夫と妻に捧げる犯罪 (ハヤカワ文庫 NV ス 4-1)
夫と妻に捧げる犯罪
(ハヤカワ文庫)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...