ホーム » 小説 » 小説/あ行 » おくりびと 第二章(白戸ふみか)

820おくりびと第二章 1/5:2014/01/19(日) 15:21:13.39
映画「おくりびと」の続編として作られた舞台のノベライズ「おくりびと第二章」。

まず「おくりびと」の簡単なあらすじ。

プロのチェロ奏者だった主人公は、
楽団の突然の解散によりチェロを諦めて妻と共に故郷に帰る。
職種を勘違いして再就職した先は納棺の会社だった。

死体を扱う仕事ということで妻には職種を内緒にしながら働き、
紆余曲折ありながらもだんだんと納棺師の仕事に誇りを持てるようになった主人公だが、
昔の同級生や妻に納棺師であることがばれ、
「人の死を飯の種にする汚らわしい仕事」と罵りを受けてしまう。

更に妻の妊娠が発覚し、
「子供のためにこんな仕事辞めてくれるよね?」と迫られるが、
恩人の納棺などいろいろなイベントを経て
同級生や妻からは理解してもらい謝罪を受け、
これからもこの仕事を誇りにして胸を張って生きていく…
というのが映画のラスト。


821おくりびと第二章 2/5:2014/01/19(日) 15:23:19.95
「おくりびと第二章」のあらすじ。

前作の7年後。
妻のおなかにいた息子は成長し、小学生になっていた。
主人公の意向でチェロを習い、友達にも一目置かれるなかなかの腕になる。
息子は本当は野球が好きだったが、
指を大事にするようにと主人公にスポーツは絶対に禁止されていて、
父のチェロへの思いを知っていた息子は健気に我慢していた。

ある日主人公が納棺しに行った家にあった死体は、なんと大型犬だった。
人間以外無理ですと断ろうとする主人公だが、
死体で飯を食ってる鬼畜だの、犬だって大事な家族なのに差別するのかだのと
家族から猛抗議を受け、会社の社長からも
犬と人間でも死体に違いないし、今回だけやってやれば?と言われ、渋々引き受けつつ、
主人公はなんとなく納棺の仕事に誇りを持てなくなってきていた。


822 おくりびと第二章 3/5:2014/01/19(日) 15:26:41.04
一方、息子はチェロが上手いことで同じ音楽教室の子供の一人から妬まれていた。
息子の父(主人公)もチェロの有名な奏者だったと先生から聞かされ、写真も見せられて、
音楽教室の子供たちに更にちやほやされる息子。
ますます面白くない子供。

実はこの子供は前述の大型犬を納棺させた家の子だった。
主人公の写真を見て、コイツこないだうちの犬棺桶に入れた奴じゃん!
俺のじいちゃんが納棺師は汚い仕事する人殺しだって言ってた!と騒ぎ出す。
お前の父親がチェロ上手いのはチェロケースに死体を入れてるからだろ!とはやし立て、
他の子たちもだんだんと息子を避け始める。

息子はいじめを受けるようになるが、このことが主人公に知れれば、
納棺師の仕事を誇りにしている主人公が悲しむと息子は必死に耐えていた。
妻は息子の元気がないことにうすうす気づいていたが、
仕事で忙しい主人公に告げるのに気が引けてしまい放置。
当の主人公も、仕事への苛立ちと、いじめによって怪我をした息子に
「まだ野球やりたいなんて言ってんのか!絶対ダメだって言っただろ!!」
と話も聞かず怒鳴りつける始末。


823 おくりびと第二章 4/5:2014/01/19(日) 15:30:33.03
ある日、いじめに耐えられなくなった息子はついにいじめっ子を殴りつけてしまう。
猛抗議に来るいじめっ子の家族。主人公は
「人を傷つけるのは良くないことだし、手を怪我したらチェロが弾けなくなる。
 喧嘩になりそうになったら、弱虫と言われようと逃げろ」
と息子に教える。

その後、いじめっ子に追いかけられて必死に逃げていた息子は、
いじめっ子の目の前で車に轢かれて死亡。
いじめの事実がすべて明らかになりいじめっ子の家族からは謝罪を受けるが、
主人公は到底許すことは出来ず追い返し、またそれ以上に何にも気づかないでいた自分、
子供がいじめられてしまうような仕事をしていた自分を許せないでいた。

まだ7歳だった息子を震える手で納棺。
納棺師も辞めるつもりだったが、社長が病のために会社を畳むことを知る。


824 おくりびと第二章 5/5:2014/01/19(日) 15:36:29.47
周りの人々に、悲しみは消えることは決してない、
だから悲しみと共に生きていかなければいけないこと、
その中で前向きに小さな一歩を踏み出していくのが大事なこと、
人からどんなに不幸な人生だと言われようと、
選んできた今の人生がその人の最良の人生なのだということを聞いて、
主人公夫婦は前向きに生きていくことを決め、納棺会社を新たに立ち上げることにした。
そしていじめっ子の家族に依頼を受け、亡くなったおばあちゃんの納棺をするのだった。

そういうわけでハッピーエンドにまとめられているんだけど、
なんだかあんまりだと思ってしまった。
映画であんな感動的に〆ておいて、
たった7年しか生きられず親の職業のせいで死んだ息子って何だったんだろうか。
主人公が子供に自分の夢を押し付ける男になってたのもつらいし、
主人公に気を使って子供が傷ついてるのをほっといてた妻もすごくつらかった。

あといくらなんでもいじめっ子一家が非常識すぎる…
なんで自分の子が友達殺したのに
その友達の家にばあさんの死体の処理頼むんだよ…。


829 本当にあった怖い名無し:2014/01/19(日) 18:18:22.04
>>823
>いじめっ子の目の前で車に轢かれて死亡
その車はこの後出てきたの?
人を轢いたんなら賠償とかで色々揉めると思うが・・・

自分似たような事故で人を轢くのに居合わせたけどPTSDになったわ
(相手が全部悪いが、結局賠償する羽目になった)

感動物で
「トラックに轢かれてスポーツ出来なくなったけど、
 恋人のケアでまた出来るようになった」創作よく見かけるけど、
トラックの人に対するフォローが無くて辛い


830 本当にあった怖い名無し:2014/01/19(日) 18:42:11.47
なんでみんな一様に
「人の死を飯の種にする汚らわしい仕事」なんてののしるのかなあ。
じゃ、お前は死んだらどうされたいんだよ。
野ざらしにでもしてほしいのか

ついでに言うと、主人公は自分の仕事じゃなくて
息子の話をきちんと聞いてあげなかったことを反省した方がいい。
息子が主人公にいじめのことを相談できなかったのは
野球がしたいという情熱を主人公が握りつぶしてしまったせい。


832 本当にあった怖い名無し:2014/01/19(日) 19:09:47.90
>>829
出てなかったと思う。
ひき逃げしたとかいうことではなくて、
ストーリーに賠償の話とかは直接関係がないので
深くは触れられていないということだと思う。

ちなみにいじめっ子は目の前で人が死んだということで、
精神ケアのために入院する。
のでいじめっ子は最後まで謝罪をしない。


835 本当にあった怖い名無し:2014/01/19(日) 19:24:28.76
>>830
葬儀屋って給料がいいから仕事の少ない田舎だと
それだけでやっかみの対象になるのかもしれん

ただそのぶん激務だし
人が亡くなるのは昼間だけじゃない(夜間呼び出しも多い)から
家族に内緒にするのは無茶だろう、主人公w


836 本当にあった怖い名無し:2014/01/19(日) 19:54:06.44
人の死に関わる仕事は卑しい身分の人たちがやってたからじゃねーの
大昔のことだけどそういう意識だけは根強く残ってるとか?

837 本当にあった怖い名無し:2014/01/19(日) 19:55:27.72
>>824
なんつーか、主人公の無駄なプライドとぐだぐだ悩む性格が招いた不幸って感じ
ぐだぐだ悩んでるから、息子は空気読んで相談も出来ず
前職のチェロに執着して息子に色々押し付けたせいで事故に繋がったわけだし
最後、また悟ったように仕事に誇りを持って再出発エンドだけど
また、うだうだコースで第三章が出来そうだ

 

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