反三国志

14 名前:奇スゑスゑスゐ 投稿日:02/08/02 16:42
この話は三国志でのはなし。 史実とは違うみたいですが。。

劉備が 敵将
呂布に敗れ配下を引きつれて敗走していた。

時はまさに戦国+干ばつによる大飢饉でほとんどなにも食していなかった。
次々と配下は飢えと疲労で力尽き最後には数人の側近のみしか劉備のそばに残らなかった。
敗走中、一息ついた劉備は劉安という猟師の家に転がり込み、水と食料を求めた。
知将 劉備を慕っていた劉安はちょうど狼を捕らえてきたところだと言い
妻に狼肉の調理を命じた。
しばらくして劉備の前に劉安が肉料理を持ってきた。
劉備はひさしぶりの食料にわれを忘れて食いついた。
食後、劉備は劉安の妻がいないことを不審に思いたずねた。
劉安は実は狼肉など無くただ劉備にはなんとか食事をしてもらいたく思い、
妻を諭し劉備の食料となったことを告げた。
それを聞いた劉備は劉安の自分に対する忠義の志がただなるものだと感動した。


16 名前:奇スゑスゑスゐ 投稿日:02/08/02 16:48
後年、劉備は宿敵 曹操を捕らえる事になった。
捕らえたのは 曹操に一族を惨殺されたがゆえ劉備に降り曹操抹殺に命をかけてきた
猛将 馬超 だった。
馬超は、曹操の肉を削ぎ落とし、火であぶってから塩を付け、その場で食い始めた。
周りにいた他の将はさすがに人肉に手を出すことはできなかった。
しかし、馬超は、仇を討ったという満足感に浸りながら、黙々と人肉を食べていた。
最後に、曹操の首を斬って父の眠る墓に祀ったのであった。

「馬超、曹操の肉を食らう」との報はたちまち全土に駆け巡った。
劉備は、それを聞いて馬超をうらやましく思ったようだ。
「昔、呂布に敗れて落ち延びた時に、劉安という男から妻の肉を差し出されたことがあったな。
 その時の味は今でも忘れられんよ。曹操の肉ならさぞかし美味しいそうだな。
 ああ、馬超殿がうらやましい。」

<終り>


17 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/02 17:00
>>14-16

後味悪い?
それはそれとして、曹操討たれてるけど、これって一時流行った偽三国志系?
と思って検索したら、反三国志ね、なるほど。
まぁ、歴史ifものの是非はさておき、馬超君もこれで故郷に錦を飾れた訳だし、
めでたしめでたしっぽい。
ああ、本当は負けてるのに…、って意味では後味悪いかも。


18 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/02 17:45
本当は別に悪人ではないが、
三国志演戯のせいで中国で嫌われまくってる曹操がかわいそうで後味悪