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238 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/02/27 01:04
国語の教科書に載ってた話。ガイシュツだったらスマソ。

第二次世界大戦中の日本。
夏、疎開で田舎にやってきた少年は少し年上の女の子と仲良くなった。
ある日いつもの様に女の子と遊んでいると、突然の空襲警報が鳴った。
少年は急いで畑の中に身を隠す。
少し離れた所にいた女の子が少年を心配して「大丈夫!?」と走り寄ってきた。
彼女は白いワンピースを着ていた。
白い服は上から見つけやすく、標的になってしまう。
自分の身を案じた少年は「来るなよ!見つかるだろ!」と女の子を突き飛ばした。
その時何発もの銃声が聞こえ、目の前で女の子はズタボロになった。
少年は怖くなりその場から逃げ出した。

その後何日もしないうちに戦争は終わり、少年は女の子の生死も解らないまま自分の町へ帰った。
数十年後、大人になった少年はあの事件があった村を訪れた。
その日、村では葬式が執り行なわれていた。遺影を見ると、そこには中年女性の顔。
だがその顔には確かにあの女の子の面影があった。
少年は「彼女はあの時死んでなかったんだ!俺は殺していなかったんだ!」
と長年の罪の意識から開放され喜び興奮すると同時に彼女がどんな理由で
死んだのか知りたくなった。そこで近くで遊んでいた男の子たちに不謹慎ながら
少し喜びを湛えた表情で「このおばさんは、何で死んだの?」と聞いてみた。
すると男の子はこう答えた。
「おばさんじゃなくて、おばぁさんだよ。若いときの写真しか無かったんだ。
だって、戦争で自分の娘を亡くしてからずっと気が違っちゃってたんだから。」


239 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/02/27 01:17
>238
このネタ、すごい頻度で出てくるな。有名なのか?

240 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/02/27 01:34
ちょー有名

241 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/02/27 05:49
とりあえず、女の子を殺した直接の下手人はアメリカ軍のグラマンの
運転手だから、そう気に病むことはない。
悪いのは奴だよ。

242 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/02/27 20:25
その話目にする度、やりきれなくなる。
過去の記憶にふたして逃げ回ってた主人公のトラウマは
自業自得だけど、
娘と母親の悲劇が痛い。

こうして、改めて戦争の悲惨さを知るのだった。

 

夏の葬列 (集英社文庫)
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