二銭銅貨(黒島伝治)

527 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/03/20 16:16
国語の教科書に載っていた短編小説『二銭銅貨』。

貧乏な家の男の子が、コマの緒を欲しがります。
母親は二銭ケチって普通より短い緒を買い与えます。
その子は勝負で負けてばかり。緒が短いせいだと、それが嫌で嫌でたまりません。
牛小屋で番をしている時、引っ張って伸ばそうとします。
が、手がすべって転んでしまい、そこへ牛が…。
お母さんはいつまでも、二銭出し惜しみしたのを後悔した、という話。

↓ここで全文読めます。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000037/files/646.html


531 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/03/20 19:53
>>527
死んだ理由を紐のせいにするところは
DQNな親だね。

533 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/03/20 20:24
>531

ヒモのせいにしてるわけじゃないと思うよ。
2銭けちったばかりに、子供に牛小屋でひもをひっぱるなんてことをさせてしまい、
その結果子供を死なせてしまった自分を責めてるんじゃない?


541 名前:531 投稿日::03/03/21 18:21
>>533
いや、紐のせい(=2銭けちった)の所為というよりも、
子供が牛の下敷きになる可能性がある環境なのに
子供にそれを言い含めたり教育してなかったせいだと思うが。

たとえ2銭高い紐を買ったとしても
遅かれ早かれ別の原因で子供は怪我してると思うよ。


543 名前:533 投稿日::03/03/21 22:29
>531

確かにそうとも言えるけど、
この小説で言わんとしてるのは
2銭けちったばっかりに子供を死なせる原因を
作ったという悲しみなわけで……
短編小説ってそういう一部分をさくっと切り取って
見せるのが基本テクだと思うし、
>531はちょっと深読みしすぎでは?

 

渦巻ける烏の群―他三編 (岩波文庫)
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