ホーム » 小説 » その他書籍 » クソ水/日本世間噺大系(伊丹十三)

520 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/01/02 11:41
聞き書きの名手としても知られた伊丹十三の
『日本世間噺体系』という本の一編「クソ水」。

とある地域の井戸水からある日突然チフス菌が発生、その井戸を使っていた周辺地域が集団感染。
で、よく調べてみると、5年くらい前から近所の銀行の寮の下水が
その井戸に流れ込んでいたことがわかる。
住民たちは5年も汚水を飲んでいたばかりか、
「うちの水はうまい」と他の地域の人にも自慢していたのだった。

「おかしいなってコップをこう振りかざしてみましたらね、
 今で考えてみますとトイレットペーパーのああいう感じですね、
 フワフワフワと一杯に澱んでる。」(住民談)

 

日本世間噺大系 (新潮文庫)
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