キノの旅/「優しい国」「平和な国」「人を喰った話」
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625 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/04/25 01:26
- 私のおすすめは「キノの旅」
キノという旅人がいろんな国に行く短編小説。後味悪い話満載。
諸星大二郎の短編や、星新一が好きな人におすすめ。
アニメもあるよ。
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635 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/04/26 00:06
- >>625
「キノの旅」なら「優しい国」…だったかな?
あの話が一番後味悪いというかせつない。
ラストで少女がキノに宛てた手紙の内容がもう…( ノд`)アニメのほうでも最終話にされてたと思うんだけど。
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636 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/04/26 01:46
- >>635
アニメの最終話にふさわしい?話ですねぇ。ちょっと泣きました。「平和な国」(誰も傷付かない戦争とか言って、無関係の少数民族を虐殺する話)が
あまりにもひどくてびっくりした。
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638 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/04/26 17:05
- 「優しい国」
旅人たちの間でとても評判が悪い国に行ったが、噂とはまったく違いとても親切にされる。
宿屋の娘と仲良くなり、街の案内をしてもらう。将来ガイドになって旅人の役にたちたいと話す。
滞在期間も終わり、出発することに。
その国が一望出来る場所で休憩していると、火山が噴火し、あっという間に国が全滅。
出発の際に宿の母親と娘から手渡された食料の袋に手紙を見つける。
手紙には「火山の事は1ヶ月前からわかっていた」こと、
「今まで旅人に失礼な態度をとってきたが、いい国であったという記憶を残して欲しかった」
ということ、娘からの手紙には前日手渡した『幸せな花嫁になれる花の種』が同封されていて、
「これは私が持っていてもしかたがないものです。私達を忘れないで」と書いてあった。
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639 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/04/26 17:17
- 「平和な国」
「明日は戦争があるよ」「戦争と言っても誰も死なないので御心配なく」
などとのんきに話すので翌日見物に行ったら、
両国の兵士達がまったく無関係のタタタ人という少数民族を次々撃ち殺し、
その死体の数で勝ち負けを決めていた。という話。一方タタタ人は、無関係の旅人を襲い殺す事で復讐心を紛らわせている。という話。
面白いので読んでみてー
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646 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/04/26 21:16
- >>638-639
サンクス。オモロカタ。
なんで火山噴火がわかってたのに逃げないの?とか疑問が残ったけど
そこがモヤモヤどころなのかな。
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655 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/04/26 23:54
- >>646
人々が逃げなかったのは、結局この土地を離れては生きていけないと考えたから。
あと、宿の娘の両親は、娘だけでも助けようと思い
噴火のことは告げず、一緒に旅立つようにと言っていた。
だが娘は噴火のことを知っており、敢えて国と共に死を選んだ。個人的に一番後味が悪かったのは「人を喰った話」
雪道で三人の商人が遭難しているのを発見した。
吹雪が酷く、食糧は食い尽くしついに商品にまで手を付けたという。
瀕死だった彼らを助けるため、キノは兎を殺してその肉を彼らに与えた。
その甲斐あって、彼らは段々と体力を回復していく。
三人が完全に回復したとき、彼女は彼らのトラックの荷台を覗いた。
血塗れの荷台には白骨と三つ編みの髪の毛が落ちていた。
命の恩人へ武器を突きつける奴隷商人。
だがキノは躊躇うことなく、命を助けた三人を射殺する。
そして彼女は兎の皮を見つめ、去っていった。視聴後色々気分が悪かった。
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656 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/04/27 00:15
- >655
おー、面白そう。
しかし、検索してみたらあんな漫画ちっくなやつだったんだね。
何故か絵本っぽいものを想像してた。自分の偏見に気付いて後味悪い…