感染
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791 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/04/08(金) 22:03:30
- 感染って映画のエピソードのひとつが後味悪かった。
ネタバレしてるから未見の人は注意。感染に出てくる23歳新人看護婦。
おどおどした、注射が苦手な女で、
昏睡している患者の採血が上手く出来ず、患者の腕をボロボロにして先輩に怒られる。
そして先輩にねちねちいびられる。
「看護の仕事は努力じゃなくてセンス」
「23歳で新卒なんて、一体何してきたんだか」
「こんな病院だけよ、あんたが『看護婦さん』ってよばれてられるのは」
追い詰められた彼女は、残り少ない注射器を大量に持ち出し、自分で注射の練習をする。
しかし、備品の管理をしている婦長に見つかり、厳しく叱られる。
そんな風に彼女がどんどん追い詰められている頃、
病院で伝染病のようなものが発生。
血が緑色になり、みんなおかしくなっていく。
彼女もまた、それに感染する。
彼女をいびった先輩がナースステーションに入ってくると、おかしくなった彼女が注射の練習をしていた。
「私、そんなに看護婦向いてませんか?」
「23歳で新卒なのは、喘息で2年間入院してたからなんです」
そういいながらざくざく腕をさす彼女。こうやって改めて書くとあんまり後味悪くないかも。
でも、2年も留年したダメ看護婦だと思われて、
追い詰められていく彼女にちょっと後味悪かった。
感染は全体的に見ても後味悪い。