ホーム » 小説 » 小説/ま行 » 眩暈(島田荘司)

434 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/04/23(土) 21:02:51
島田荘司という作家の推理小説で、「眩暈」というのがある。
身体障害者の青年が、自分を世話してくれるお姉さんをとても信頼している。
食事中に昔見た「今日で全てが終わる」というテレビ番組を思い出し、
「『今日で全て終わる』って知ってる?」
と話題にしたら、お姉さんが口に入れていた食べ物が吐き出るのもかまわず、鬼のような形相になって
「お前は何を言うかぁ!!」
と突然キレだした。
青年びっくりして、お姉さんが壊れてしまったのかと動揺するのだが、
実はお姉さんは青年をダシにして犯罪をたくらんでおり、
まさに食事が終わった後に共犯者と犯行を行うつもりでいた。内心それなりに動揺していたときにいきなり
「今日で全てが終わるって知ってる?」
と言われ、実は青年が何もかもお見通しで、糾弾し始めたのかと勘違いし、本性を出してしまったというオチ。
青年はそんなこと分からないから「親切なお姉さんが壊れてしまった」と思うが、
探偵は
「なに、女性はみんなそんなもんさ」
とあっさり。

 

眩暈 (講談社文庫)
眩暈 (講談社文庫)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...