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576 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/12(日) 00:42:58
小林泰三の短編

高地に行くほど時間の流れが早くなり、
低地にいくほど時間の流れが遅くなるという世界の話。
上の村から下の村を望遠鏡で見ると、
下の村の人はめちゃくちゃのろのろと行動してるように見える。
上の村の少年は、年に一回の祭の見物にやってきた
下の村の少女と恋に落ちる。
また一年経ったらくるねと少女は言うが、
下の村にとっての一年とは上の村での100年。
もうあの子には会えないんだろうなと少年は思う。

経緯は忘れたが、少女は下の村の崖から落ちてしまう。
低地に行くほど時間の流れは遅くなる。
上の村から望遠鏡で少年は崖を見る。
落ちて行く少女はまるで空中で静止しているかのように見えた。
そして、少年が老人となった今でも
崖から落ちつづける少女の姿が見えていた。

これ見た夜に、映画風に小説が夢の中に出てきてうなされた
永遠に浮いてるように見えても本人にとっては一瞬なのかな、
それともやっぱり永遠に落ちていくような感じなのかなとか妄想したら恐かった


577 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/12(日) 00:58:58
「海を見る人」だな

581 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/12(日) 01:14:54
勝手に補足
墜落死じゃないんよ
崖じゃなくて運河からの墜落
で、下が海なんだが、海面(特異点)に近づくほど時間の流れがゼロに近くなるので、
観測者からは永遠にその少女がゆっくり落ち続けてどんどん引き伸ばされて見える

うーん、もどかしい
「玩具修理者」「肉食屋敷」の小林泰三が書いたなんて信じられないくらい切ない話

 

海を見る人 (ハヤカワ文庫 JA)
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