ホーム » 小説 » 小説/あ行 » おーい でてこーい(星新一)

157 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/05(水) 14:12:32
星新一の最高傑作(俺の中の)「おーい、でてこーい」

ある田舎の山村に台風が直撃する。日があけると台風は過ぎており、天気は快晴だった。
村人達は台風の影響が出ていないかどうか村を見回ると、村の近くにあった小さな社が無くなっていた。
その代わりに直径1mほどの大きな穴が開いていた。
村人達は狐の巣か何かだと思い「おーい、でてこーい」と声をかける。
だが、何も出てこず声が響くだけ。今度は小石を穴の中に落とす。が、底にあたる音すらもしない。
村人たちがどうしようかと相談していると、都会の人間がやってきて
「この穴を売ってくれ」と交渉し、その穴を手に入れる。
そいつはその穴の中に産業廃棄物や表に出せない死体などを捨てて金をもうけた。
いつまでたっても穴は埋まらなかった。

そのおかげで発展した日本。ある青年がビルの屋上に立っている。
すると空から「おーい、でてこーい」という声が聞こえる。だが、その声は青年の耳には入らなかった。
今度は小石が青年の近くに降ってきたが青年は気付かない。
発展した都会を目の前にして、そんなものに気付くはずがなかった…


159 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/05(水) 14:30:55
>>157 の解説してくれ

160 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/05(水) 14:34:02
>>157
うわー好きな作品がこんな所で読めるとはw

つまり穴は未来の世界に続いていた時空のひずみだった、ってオチ。
SFショートだからわけのわからなさを楽しむと良い。


163 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/05(水) 14:46:15
『世にも奇妙な物語』でもやってたね。
いかりや長介主演で、「穴」ってタイトルになってたかな。

165 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/05(水) 14:48:52
昔進研ゼミの文章問題に載ってたな

>>159
説明下手だから分かりにくかったらごめん。
時空の歪みかなんかで、どういうわけか穴の底と空が繋がってた、ってこと。
だから、穴にいくらものを落としても穴が満杯になることはなかった。
そしてそれをいいことに人間達は、
見られてはまずいものや地上にいらなくなったものを穴に捨てていたけど、
いつしかそれらは再び空から降ってくる。人間達はそのことは知らない。
最後に青年が聞いた声や、降ってきた小石は、
一番最初に穴に向かって投げ掛けられた(捨てられた)ものだから、
それが今空から降ってきたということは、
これから降ってくるものは・・・・

という後味の悪さ


170 名前:タケオ ◆Ikio5Ugk7U 投稿日:2006/07/05(水) 15:39:49
>>165「ボッコちゃん」に記載されてる「おーい出てこい」じゃなかったっけ?
最初穴におーい出てこいって言って、最後空から石が落ちた後おーい出てこいって聞こえるやつ。

しかし後味悪くは無いんじゃないか?落ちて来る過去からのゴミをまた穴に落とせば∞ループ!と思ったのは漏れだけ?

確かに星新一の小説は後味悪いのはたくさんあるね。人の病気治せる力手に入れた椰子の話とか。


176 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/05(水) 17:32:53
>>170
使用済み核燃料なんかも捨ててるからそんなもんが空から降ってきたらただじゃすまないわん
それにあくまで未来の一時点に繋がってる穴だからだんだん使えなくなるかも
人類へのしっぺ返しを風刺した作品として白眉だよね
星新一あまり好きじゃないけど、ボッコちゃん辺りのリリカルな作品は大好き

206 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/06(木) 08:30:18
>>157
そういや、それと似た話を読んだ覚えがある。何かの本かこのスレかで。

ある夫婦がいて、奥さんは妊娠中で病院に入院していた。
ある日、旦那がドーナツを食べようとすると、フォークがドーナツの穴に入って消えてしまった。
面白くなった旦那はどのドーナツの穴に色々な物を入れる。
数日後、子供が生まれたとの報告を受け、奥さんと子供に会いに行くと、子供はフォークを手に握っていた。

 

ボッコちゃん (新潮文庫)
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