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941 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/30(木) 12:38:43
もう一個、うる覚えるだが中国話

ある二人の男(ABとする)が山中で遭難する。
腹が減って死にそうなAに、Bが自分の腿の肉を切って与える。 
それを食べてAは何とか生き延び、二人とも救出され無事下山。

AはBにとても感謝しており、お礼をしたいと思っていたが、忙しさに紛れて忘れてしまっていた。
怒ったBは山にたてこもる。 

Aは俺が悪かったと何度も言うが、Bは聞こうとしない。 
何とか山から下りて貰わなければ話もできないので、山に火を放ってBが逃げ下りるのを待った。

しかしBはいっこうに姿を見せず、火が治まった後にAが探しに行くと、
辺りの木々の枝を抱えたままのBの焼死体があった。

何も死ななくても…


975 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/30(木) 21:01:09
>>941
AはBの君主。Aは策略にはまって諸国放浪の身。
Aが飢えて倒れたのでBは自分の腿肉を食べさせた。Aは感動して大成したら重用すると宣言する。
しかしBは当然のことをしたまで、としか思っていなかった。
Aは苦労の末、一国の主となったが忙しさでBの論功行賞を忘れていた。
しかし潔癖なBは恩賞を求めず、またBの気に入らない人物が取り立てられたため
母親と山に引きこもった。

Bの部下が訴えでて、Aは過ちに気付き、迎えに行くが山深く隠れて出てこない。
(恩賞が欲しくて従ったわけではない、という意思)そこで逃げ道を確保した上で
火をつけたが、それでも彼は出てこず母を道連れに焼け死んだ。

重耳(ちょうじ)と介子推の話・十八史略版でした(「史記」では火をつけるくだりはない)
まさか母親を道連れに死ぬと思わなかったんだろうなあ

 

十八史略 (講談社学術文庫)
十八史略 (講談社学術文庫)


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