ホーム » 小説 » 小説/は行 » 廃墟(筒井康隆)

944 名前:1/1 投稿日:2007/01/24(水) 05:11:52
昔友達に借りて読んだ小説。
作者・題名は不明。随分前なので所々脳内保管な部分もあるかもしれない。

舞台は原始時代。
Aは背が高く、ムキムキのマッチョで毛深い。
Bは色白で、細く長い手足が美しい。そして長い綺麗な黒髪。
結婚制度というものが、その時代にあったのかは不明だが、
Aが狩りをし、Bがその獲物を料理し、寝食を共にしていた。
狩りの得意なAのおかげで食料に困ることはない。
料理が得意なBのおかげで毎日美味しい食事ができる。
2人はとても仲が良く、これからもずっと一緒にいたいと、互いに思っていた。

そんな幸せな2人にも、ただ一つだけ悩みがあった。
どんなに仲良く暮らしていても子供ができないのだ。
いつかきっと可愛い子供ができますようにと神に祈る毎日だった。


945 名前:1/2 投稿日:2007/01/24(水) 05:13:41
ある日、Aが狩りから帰ってきた。少し様子がおかしい。
Bは心配になり、どうしたのか?とたずねる。
Aは今日見た奇妙な生き物の話をし始めた。
普段見ている獲物とは全く違った生き物で、むしろ自分たちに姿かたちが似ている。
我々と同じように、動物の毛皮を衣類のように身に付けている。
しかし小柄なBよりも、もっと小さくて細く今にも折れてしまいそうな手足をしている。
鳴き声は高く弱々しい。

我々の種族の出来損ないなのだろうとAは思い、こんな奇形の出来損ないは、
放っておいても長くは生きられないだろうと、息の根をとめてやるとにした。
Aの腕力で、あっという間にその生き物は息絶えた。
毛皮を剥ぎ取ると、Aはギョッとして一瞬後退りをした。
やっぱり奇形だった。毛皮の下はAにもBにも似つかない、
気持ちの悪い出来物が胸のあたりが二つできており大きく膨れていた。
腰は奇妙に細くくびれていた。
そして我々のように頬や口の周りに硬い毛が生えていなかった。


946 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/24(水) 05:49:02
AとBは会話出来るのに、その女(メス)とは会話出来なかったのか

948 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/24(水) 06:06:44
>>945

作者は確か筒井康隆じゃなかったかな
昔読んで、両方男かよ!てのけ反った覚えがある
ラストまで全く気付かなかった

949 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/24(水) 06:14:34
あ!そういうことか

950 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/24(水) 08:24:42
ウホッ

 

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