あるいは裏切りという名の犬
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120 名前:あるいは裏切りという名の犬1/4 投稿日:2007/05/09(水) 22:03:58
- フランス映画「あるいは裏切りという名の犬」
ハリウッドでロバートデニーロとジョージクルーニーでリメイクされる予定。
そちらを楽しみたい人はスルーして下さい。
あと長い上に読みにくいのは勘弁して下さい。パリ警視庁BRIのチーフであるレオと、BRBのチーフであるドニは昔親友だったが
過去には女を獲りあい、現在は次期長官をめぐり対立している。パリでは現金輸送車が襲撃され何人も死人が出る卑劣な事件が多発しており、
そのすべては同一グループによる犯行。
その犯人グループを先に捕まえた方が次期長官になるだろうとされている。現長官は、正義感が強く部下の信頼も篤いレオにその座を譲りたいと思っているが
あっさりそう出来ないのは古い体制に浸かっているレオの素行がお上品ではないから。
実際レオは、馴染みのバーがチンピラ兄弟に襲撃されママがレイープされた時も
部下と共にチンピラ弟を拉致して裸に剥き、二度とママに関わるなと脅した。ある日、レオのもとに元情報屋のシリアンから連絡が入った。
輸送車襲撃事件の犯人を知っていると言う。レオは訝しく思いながらも彼に会いにいく。シリアンはレオを車に乗せると何も言わずに走り出し
一台の車の横に止まるといきなり銃を発砲し、中の男達を殺した。
逃げていく娼婦を尻目にレオはシリアンを問い詰めると、
シリアンはアリバイで嘘の証言をしてくれたら輸送車襲撃事件の犯人を教えるという。
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121 名前:あるいは裏切りという名の犬2/4 投稿日:2007/05/09(水) 22:05:22
- 冗談じゃないと言いたくても既に殺人は行われており、
今ありのままを警察に伝えても、警官であるが故
レオは自分の地位が危うくなるのを知っている。
また、嘘の証言をすることによって輸送車襲撃事件を止めることができるなら…と了承する。輸送車襲撃事件の犯人の居場所を突き止めた警察は
レオの指揮のもと犯人の逮捕へと踏み出す。その作戦にはドニも参加していたが
レオに指揮を執られること、次期長官の座を獲られそうなことが面白くない。苛立っていた彼の勝手な行動により
作戦では一番避けたかった銃撃戦となってしまう。
その銃撃戦のさなか女性警官が人質に捕られ、
身代わりになろうとした警官が頭を撃ち抜かれ絶命する。
その警官はレオの右腕で、俺今度定年を迎えたらアルゼンチンに住むんだ…と言っていた人望のある男。
犯人逮捕は失敗に終わる。ドニの行動に警察の内部調査員のメスが入る。
レオ以下BRIも署名でドニの降格を願うが中々処分が決らない。
むなしい気持ちを抱えながらもレオ達は輸送車襲撃事件の犯人を捕まえた。
またその他の事件もこなす。バーで酒を飲むドニに彼の情報屋からタレコミが入る。
先日娼婦達の一斉摘発があったが、取り締まった警察の中に
シリアンの共犯がいた。それはレオだと。
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122 名前:あるいは裏切りという名の犬3/4 投稿日:2007/05/09(水) 22:08:01
- 警官が殺人に関わったというマスコミを巻き込んでの騒ぎの中、
ドニ暴走により殉職者が出た件は証拠不十分により不問になる。
レオの言い分は信用に値しないとされたからである。
そしてレオはシリアンに嵌められ選択の余地はなかったことを訴えるが、
聞き入れられない。査問にかけられているレオを助けたいレオ妻のもとに
ドニは手を貸そうかと持ちかける。
しかしレオのことを警察上層部に漏らしたのは他ならぬドニ。
ドニをあしらいながらも焦るレオの妻に今度は逃亡中のシリアンが手を差し伸べる。
すべてを予測し盗聴器をしかけていたドニは妻とシリアンが会うことを知る。待ち合わせ場所はのどかな一本道。車でシリアンを待つ妻。
バスから降りたシリアンが助手席に乗りまもなく発進する。。
張り込んでいたドニは部下の制止も聞かず車で道を塞ぎ、
避けようとした妻の車は激しく横転。ドニ達が車の中を見るとシリアンは絶命していた。
ドニは保身のためにシリアンの銃でレオの妻を撃つ。妻とシリアンの死を聞かされたレオに追い討ちをかけるように実刑判決が下る。
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123 名前:あるいは裏切りという名の犬4/4 投稿日:2007/05/09(水) 22:09:40
- そして模範囚として7年を刑務所で過ごしようやく出所したレオ。
まず昔の部下の所へ行き、長官となったドニや出世したドニの部下、
出世から外れ異動を願い出た女性警官の話を聞いた。
途中、部下がチンピラに襲われ植物状態になったりしながら
真実を掴もうとレオは歩き回る。
そして女性警官から妻の死の全てを聞くと、レオは銃を手にしドニのもとに向かう。ドニは長官として何かのパーティーに出席するらしい。
パーティーに潜り込んだレオはドニをトイレで待ち構え
ドニの頭に銃口を突きつける。しかしレオは撃つことをしなかった。
俺は全部知っている、自分で結末をつけろ。と言って銃を置いて去った。怒りに震えたドニは銃を持ち、既に外に出たレオを早足で追いかける。
銃をめちゃくちゃに撃ちながら歩道に出ると、ふいにドニの頭を弾丸が撃ち抜いた。「俺を覚えてるか?」とドニを撃ったチンピラ2人。
それはレオの元部下を植物状態にしたチンピラ。
さらにはバーのママを襲撃したチンピラ兄弟と同じだった。
元部下は、瀕死の状態で機転を利かせ、レオの名ではなくドニの名を出した。
ドニは絶命し、レオはフランスを旅立つ…以上です。
あんまり後味悪くないかもしれませんが、実話を基に作られた映画らしいです。
まあどこまでかは分からないけど。
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124 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/09(水) 22:14:57
- ドニ最悪だな、
どっちがデニーロ?
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125 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/09(水) 22:24:07
- >>124
レオがデニーロです