ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その70 » 墜落機(手塚治虫)

736 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/10(日) 23:47:50
手塚治虫の短編

未来の日本、でも第二次大戦中のような感じ。
気弱な若者を乗せて敵を倒しに飛び立った戦闘機がなにかの間違いで墜落、
最近いい評判がなかった軍の首脳陣は「○○君は名誉の戦死を遂げました」と国を挙げて祭り上げ
えらい立派な銅像や若者を主役にした映画まで出来たりしている。
一人残された母親は表面は気丈にしているが内心「生きて帰ってきてくれないか…」と泣いている。

そんな数年後、墜落したが実は付近の村民に助けられ生きていた若者が日本に帰ってくる。
まず軍に顔を出したのが運のツキ、折角の「英雄」が台無しになると
首脳部は「コッソリもういちど戦闘機に乗って死んでこい」と。
嫌がる若者を無理に飛び立たせるがまたしても若者はケロッと戻ってきてしまう。

「だめだ!死んでこい」と若者に銃弾を撃ち込み瀕死の状態にし戦闘機に乗せる首脳陣。
若者は最後に「母さん…」とつぶやきながら戦闘機の中で息絶えるが、
その機首は日本の軍の施設に向いていた。慌てる首脳陣に突っ込む戦闘機。
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