ホーム » 小説 » 小説/か行 » コビト(星新一)

904 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/19(木) 18:33:51
見世物小屋で見世物にされてた小人助けて選挙権与えたら
地下に隠れてた仲間がぞろぞろ現われて政権奪い取られて
小人たちに支配されるようになっちゃったってのも星新一だっけ?

908 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/19(木) 20:49:38
「ひとにぎりの未来」の「コビト」

町のはずれのサーカスで赤ら顔の男が小人をいじめる芸をする。
そのうち、小人があまりにかわいそうだという意見の持ち主があらわれて、訴訟を起こす。
哀れな小人と非道な男のどちらが支持されるかは明らか。
小人は人権を勝ち取り、ついでに選挙権も手にする。
団長はインタビューに「もうおしまいだ。
やらなければ殺すとおどされた。操られていたのはわたしのほうだ」と答える。
ついに気が狂ったか、と周囲は失笑に包まれるが・・・・。
あとは>>904。

なんでもかんでも問題にして騒ぎ立てる人間や
提供される義憤の種に飛びつく人間、世論にほいほい迎合する人間とかを
強烈に皮肉った部分が、いま読んでも堪える。
同じ作者の「妖精配給会社」っていう短編集もおすすめ。大半が後味の悪い話。


925 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/20(金) 03:14:57
>>908
うわ~覚えてるよ、その話。

裁判に勝って、人権も選挙権もあらゆる権利を認められた後で、
「昔であれば我々のような小さくて力のないコビト族は、滅ぼされるか奴隷にされるか
 どちらかしかなかったが、今はまったく良い時代になったものだ。」
とか言いながら何千万というコビトたちが地下や物陰などから這い出してくるんだよね。

 

ひとにぎりの未来 (新潮文庫)
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