ホーム » 小説 » 小説/は行 » 被殺の錯誤(森村誠一)

598 名前:1/2 投稿日:2007/12/03(月) 23:08:36
確か森村誠一の短編だったか・・・

主人公は刑事。寝たきりの母親を殺害した男の事件を担当する。
殺したのは2人兄弟の兄(もしかしたら弟だったかもしれん。曖昧でゴメン)。
話によれば、寝たきりの母を挟んで兄弟で口論となり、
怒った兄が弟に向かって投げたポットが母親に誤って当たってしまったと。
結局過失致死罪で兄は送検される。

しかし主人公は疑問を持つ。
近所の人の話によれば、兄弟はとても仲がよく、激しい口論などするとは思えないとのこと。
調べているうちに、兄の乗った護送車が崖下に転落するという事故が起こる。
生存は絶望的と思われたが、駆けつけてきた弟は半狂乱になって
兄を助けようと危険もかえりみず崖下に下りようとする。
それを無理やりに引き止めて、主人公は疑問に確信を持つ。
「過失とはいえ母を死なせた兄をここまで思うのには、やはり何かある」
崖下の護送車から、兄は遺体で見つかった。


599 名前:2/2 投稿日:2007/12/03(月) 23:09:06
主人公が弟を訪ねて問い詰めると、弟はついに告白する。
「母を殺してしまったのは自分だ」
長い間寝たきりの母を看病していたが、あの日母に「殺してくれ」と懇願され
気づいたらそうなっていたと。
訪ねてきた兄に打ち明けて「自首する」と言ったが、
兄は「お前の奥さんのお腹には子供がいる。その子はどうするんだ」と
自分が代わりに自首すると言った。
しかしそのせいで結果的に兄まで失うことになってしまった・・・と弟は泣き崩れる。
主人公はその姿を見て、真相は自分の胸一つにしまっておこうと決める。

だが弟は検挙される。主人公たちの話を盗み聞いていた同僚(出世欲の強い嫌な奴)が真相を暴露したからだ。
結局弟は実刑を受け刑務所送り。一人酒場で酒をあおる主人公・・・で終わり。

同僚の描写2文くらいしかなかったのに、なんで最後の最後でしゃしゃりでてくんだよ、とか
そんなとこまでどんでん返しいらんわ、とか色々と凹んだ。
記憶が曖昧すぎて家庭・殺害状況の細かいとこ忘れてるけど、
兄弟に同情してしまう描写が多かっただけに後味悪いラストだった。


600 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/03(月) 23:43:34
終わり。までを読んでいて、そこまで後味悪いかな?と思ったんだが、
同僚の描写そこまで殆どないのかw
後味悪いって言うか、納得いかない気分になるよな

601 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/03(月) 23:43:40
実に正統派に後味悪いねー

 

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