屋根裏部屋の花たち(V.C. アンドリュース)

702 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/08(火) 02:36:59
屋根裏部屋の花たち 作者 V・C・アンドリュース だったかな。
最悪で、しばらく食欲がうせるくらい後味が悪かった。

長男・長女・次女・次男という構成の4人の兄弟が、両親と幸せに暮らしていた。
しかし、ある日突然父親が死んでしまい、収入のなくなった母と兄弟は、母の実家へと帰る事に。
実家は実はもの凄い資産家だった。
兄弟の両親の結婚を、ある理由で母の両親は許しておらず、
帰ってきた今も、母の結婚を許さなかった。
両親が許してくれるまで待ってと母に言われ、
4人の兄弟は大きな屋敷の屋根裏部屋に隠れて住む事になった。
最初のうち母はしょっちゅう、屋根裏部屋を訪れてはお菓子をくれたり、
食事をもってきてくれたりしていたがやがて、屋根裏にやってくるのは、
意地悪で、冷たい祖母ばかりになってきた。
それでも我慢して過ごしていたが、一番末の弟が体調を崩し、枯れる様に死んだ。
ある時、長男と長女は意を決して母親に会いに行こうとするが、
その途中で、兄弟と兄弟の母の置かれた状況を知る。
4兄弟の父は、実は母の実の兄で、母の両親は結婚を許さなかったのだ。
しかも資産家の祖父が死んだとき遺言で、母が独身で兄との子供が居ない時、
初めて遺産が相続される。
母と祖母にとって、4兄弟が生きていては困るのだ。
弟が死んだのも、母親が持ってきた菓子パンに振りかけられていたヒ素が原因。
生き残った3兄弟は、生きのびるために、夜中にひっそりと屋敷を逃げていく。

そういう話しだった。
しかも作中で、長男と長女は肉体関係を持ってしまったり。
読むのも苦痛、読まずに結末が解らないのも苦痛、結末を知って苦痛という最悪な小説だったなぁ。


704 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/08(火) 03:14:37
映画版では屋根裏を脱出したあと母親の結婚式に乱入して母親を死に追いやるんだよな…

 

屋根裏部屋の花たち (扶桑社ミステリー)
屋根裏部屋の花たち
(扶桑社ミステリー)