夜の罪(タミー・ホウグ)

676 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/04/28(月) 18:45:41
タミ・ホウグ「夜の罪」

ストーリーは女性捜査官が極寒の地で起こった誘拐事件を捜査しに行く。
そこで過去のある地元警察署長と捜査に当たるが、
事態は複雑になり、その内捜査を進める段で署長と恋に落ちた。
容疑者として過去に少年に対する性暴行で有罪になった男を逮捕するが、
男は「やっていない」と血で書き残して自殺。
良く居る出世欲の強い女レポーターとのゴタゴタもあり、
その女レポーターへの情報漏れもあり、とありきたりではあるが
筆者の描写やそれぞれの人物像が鮮やかに描かれ、
良くあるけども、プロットもしっかりしている上に、その筆力によってのめりこんでしまう話。
最後、捜査官は犯人につかまり、そこで共犯がいる事を示唆される。
命からがら助けられ、真犯人は射殺。
しかし誘拐された少年は見つからずじまい。
少年の母親は犯人が見つかるも、子供が帰ってこない事で落ち込む中、
夜中に突然インターフォンが。
出てみると誘拐された息子がポーチに立ち尽くしていた。
母は大喜び、警察関係者は少年に事情を聞くが
「誰に連れてこられたか分からない」
「何があったのか覚えてない」と言うばかり。

一体何が!と思いながら読むと、
共犯者によるものと思われる禍々しいポエムで終わる。
「アレ?」と思い、あとがきを見ると
「これから事件の真相に迫るのは次作で、検察官が暴いてくれます」
との事。

何が後味悪いかと言うと、この「次作」が日本で販売されてないと言う事…
たーのーむーよーーーー……


679 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/04/28(月) 20:24:12
>>676
例え続きものだろうと前作の人気が残念なことになったら
続きが出ないことも多いよ。

680 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/04/29(火) 01:19:41
>>676
後味の悪さにあらすじ関係ないな

681 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/04/29(火) 01:58:52
>>680
あれだよ、荒筋さらして、独りでも多くの人が続きを読みたがれば、
もしかしたら翻訳されるかもしれないみたいな下心が無いと思うぞ。

>>676
はじめは面白くても、巻を重ねていくごとに劣化していく場合って、
結構あるからなぁ。続き読まなくて正解なのかもしれんぞ。

 

夜の罪〈上〉 (扶桑社ミステリー)
夜の罪〈上〉
(扶桑社ミステリー)
夜の罪〈下〉 (扶桑社ミステリー)
夜の罪〈下〉
(扶桑社ミステリー)