木曜の怪談/秘密の仲間

395 名前:本当にあった怖い名無し :2008/07/31(木) 15:13:12
「木曜の怪談」の1 エピソード。
主人公の会社員・Aは、両親を早くに失い小学生の弟と、
結婚したばかりの妻と都内のマンションで3人暮らしをしていた。
ある日の駅からマンションまでの帰り道、Aはある男に声をかけられる。
同い年程のその男・Bに誘われるまま、高級マンションの最上階についていくA。
最上階の1フロアは一つ借り切られており、Bとその友人達の遊び場になっていた。
Bは室町時代から続く名家の御曹司であり、その遊び仲間達も資産家のセレブであった。
友人達とBは、何やら今日の交通事故死亡者で賭けを行っていた。しかも百万単位で・・・。
Aも不謹慎だと思いながらも5千円かける。結果はAの一人勝ち。Aの懐には500万円が入った。
それからも度々呼び出されては、Aが今まで一度も食べたことのないような
高級フレンチを奢ってもらったり、豪華な船遊びの招待されたりした。
Aは、Bから受け取った金で弟と妻名義の口座を作った。
そのうちに、AはB達がとんでもない輩であることに気がつく。
「次に右折する車の運転手は男か女か」という賭けの為に道路に灯油を待ち、車を事故らせる。
金を与えてホームレス同士を戦わせる・・・など。
Aは何故か賭に勝ち続け、数千万の預金が出来ていた。
「もううんざりだ。次の賭けを最後に、こいつらから離れよう」

396 名前:本当にあった怖い名無し :2008/07/31(木) 15:25:52
やがて、Aにとって最後の賭けが来た。
その賭けは・・・「ビルの屋上の柵を壊し、1ヶ月の間に事故が起きるかどうか」だった。
Aは唖然としながらも「事故が起きない」方に賭ける。
それから数週間が過ぎ、明日で約束の1ヶ月という日、BからAの会社に電話が入る。
「あのビル、人があんまり来ないから場所を変えたよ。
 駅裏に安っぽいマンションがあるだろ?そこの屋上の柵を壊してきた」
Aは仰天する。そのマンションは自分が住んでいるマンションだったのだ。
しかも弟は常にその屋上で遊んでいる。
会社から飛び出し、マンションに走るA。
その様子をペントハウスから望遠鏡で見下ろしているB達。
屋上に駆けつけると・・・弟は柵にひっかかったボールをとろうとしていた。
弟を助けようとしたAは自分が転落死してしまう。
駐車場に落下したAの死体を見て笑うB達。
「馬鹿な奴だな。俺達があんな貧乏人相手にするわけないじゃないか。
 俺達はあいつで遊んでたんだ。あいつの生死を賭けて遊んでたのによ」

397 名前:本当にあった怖い名無し :2008/07/31(木) 15:29:52
確かAの俳優が草彅つよし。

398 名前:本当にあった怖い名無し :2008/07/31(木) 15:33:32
自業自得なのでフーンとしか思わないな。
AもBと同じ穴の狢だろう。

399 名前:本当にあった怖い名無し :2008/07/31(木) 15:44:54
B達の中に、Aの妻がいたら
より後味悪くなっていただろうな。

400 名前:本当にあった怖い名無し :2008/07/31(木) 16:00:17
弟がB達にお小遣い貰って満面の笑みのアップで終わってたらもっとヤダな・・・