黒い仏(殊能将之)

653 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/27(土) 19:21:59
どんな話書こうが勝手だけどさ、推理もの謳うのはやめて欲しいってあるよね。確かに。
推理ものっていうとやっぱり最終的に論理的な解決でスカッとしたいと思ってしまうから、
そうじゃなかった場合の後味悪さが半端じゃない。

そんな訳で推理ものの後味ワルーを一つ。

それは今まで普通に推理もの書いてきた作家の小説で、以前の作品が面白かったから知り合いに借りてみた。
前回と同じ探偵が登場して謎を解くって話だから、まあその探偵にも多少愛着が湧いてた訳だ。

お約束の殺人事件が起きて、探偵と相棒の青年はなんとか犯人の目星を付ける。
しかし犯人にはどうしても崩せないアリバイがある。

うわこれどういうトリックでくんの?ダメだ全然分かんねー!ってwktkして読み進めた結末が↓

・なんと犯人は妖怪だったのだ!

・だからタイムスリップして殺人を犯す事が出来たのだ!

・その謎を解く事が出来たのは、探偵の相棒も妖怪だったからなのだ!

ちなみに相棒が妖怪だって事は探偵すら知らなかった。
なのでクライマックスでこの相棒は、探偵に自分の正体がバレないように
不思議な力で時間を止めて、その間に犯人である妖怪と決着を(ry

もう絶対この作家の本は読まないと心に決めた瞬間だった。
借り物じゃなかったら絶対破り捨てていただろう。


659 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/27(土) 23:44:54
>>653
殊能まさゆきの「黒い仏」だよね
wktkして買って読んだよ…
読後に破り捨てそうになった初めての本だった

679 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/28(日) 10:13:58
>>659
同志がいたw

そっか、やっぱ私だけじゃないのか。
貸してくれた人は普通に面白かったって言ってたから、私が頭固すぎるのかと悩んじゃったよorz

 

黒い仏 (講談社文庫)
黒い仏 (講談社文庫)