ホーム » 小説 » 小説/ら行 » 聊斎志異/韋公子(蒲松齢)

595 名前:偉公子 1/2 :2009/01/28(水) 03:32:11
聊齋志異の中ではこの話をよく覚えてる
「偉公子」
(本当は偉からイをはずした漢字だが変換できないので仮に偉という字を当てます)

咸陽の名家、偉家の息子は無類の女好きで、家で雇ってる女中のほとんどに手をつけていた
遊郭遊びも好きで、各地の美人だと評判の芸者がいる遊郭を尋ね歩き、放蕩三昧を尽くしていた
あまりに遊び好きなので、厳しい家庭教師を付けられその甲斐あって数年後には科挙に合格し役人となった

赴任先に行ってからはまた昔の癖が出て色事に精を出すようになるんだが、
そこで役者の羅恵卿という若者と付き合う
(歌舞伎の女形だね、まあホモでもあるわけです)

その羅の嫁さんが美人だと聞いて、そちらにも手を出す
これは羅も了承済み、偉はこの二人を自分の屋敷へ連れて帰り、一緒に住もうと思ったんだが、
嫁の方の身の上話を聞くうちに、実はこの嫁が昔自分が手をつけた女中の娘だと気がつく、
さすがに気が咎めたので急用ができたと言って、羅夫婦には大金を与えて別れることにした


596 名前:偉公子 2/2 :2009/01/28(水) 03:38:07
それから蘇州へと転勤になり、そこで沈偉娘という芸者と知り合い、
気に入って屋敷に何日も泊まらせ遊んでいたんだが
これも身の上話を聞いてみると、自分が昔遊んだ芸者に産ませた娘だとわかる
(偉の娘、そのままの名前w)

これを知った偉は内心で自分の罪深さを深く恥じるのだが
現実を受け止めたくなかったのだろうか、その場で偉娘を毒殺してしまう
殺人事件を権力と金でうやむやにしてその場は逃れるのだが
世間の噂からは逃げられず軽率な振る舞いが多いという理由で役人をくびになり故郷へ戻った

故郷へ戻ったときは四十前で妾は5,6人いたのだが跡継ぎが生まれない、
叔父の孫を養子にもらおうとしても嫌がられ、
「お前が老人になったら養子をやる、今はダメだ」といったんは断られる、因果応報を嘆く偉
結局、叔父も折れて次男を偉の家に行かせるのだが
それから一月もしないで偉は死んでしまう
なんとも罪深い放蕩息子のお話でした

俺は2chとかで「デリヘル呼んだら、自分の娘だったw」
とかいうコピペを見かけるとこの話を思い出すんだよな

 

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