510 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/27(水) 16:21:45
映画「穴」

名門パブリックスクールの生徒4名(男女2人ずつ)が行方不明になり、十数日後にリズだけが生還。
彼女の案内により、放棄され忘れられた地下壕の中で残りの3人の死体が発見される。
消耗した彼女から真相を解明すべく、精神科医が面談を行う。

彼女は、これは全て彼女の数少ない友人マーティンの計画だと言う。
彼がこの「廃棄された地下壕でのパーティ」を企画し、そして外から鍵を掛けた。
退屈な研修旅行をサボり、無人のキャンパスの中の、更に外界から完全に隔離された空間で
刺激的で楽しいパーティを、と言って。
地味な存在であるリズは、遠くから憧れてたマイクと一緒に過ごせると有頂天になる。
他の3人もこの非現実的なキャンプを楽しむ。
しかし、予定された3日間が過ぎてもマーティンは現れず、扉は開かない。
閉じ込められ、食料や飲食物の尽きた4人は心身ともに消耗し、次第に錯乱状態になり、1人ずつ死んでゆく。
生き残ったリズだけが(どうやってかは忘れた)穴を脱出し、助けを求めたと。

やがて川でマーティンの死体が見つかり、罪の意識から自殺したと見なされる。
これが公式な「真相」。
(続きます)


511 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/27(水) 16:22:48
しかし、実際は全てリズが仕組んだ計画。
リズは彼女自身が言うように地味な存在ではなく、どちらかと言えばとんがった存在。
極限状態の中でマイクを自分のモノにするため、友人たちを巻き込んだ。

結果として、隠し持ってたコーラを取り合ってマイクは友人(男)を殺してしまい、
リズの友人(女)は薬もない閉鎖空間で病に冒され、苦しんだ挙句に死ぬ。
そしてマイクの罪の意識に付け込んでリズはマイクと「寝る」ことに成功する。
目的を果たしたリズは、隠し持ってた鍵で扉を開け、脱出しようとする。
それをマイクに見つかり、取っ組み合いの末にリズはマイクも殺す。

わけの判らないままに指名手配され、逃げ回ってたマーティンは生還したリズとコンタクトを取り、
自分が嵌められたことを知るも、彼女に滝だか何だかに突き落とされて死ぬ。

そのあとで、リズは精神科医だけに真実を話す。
「これで全部美しい思い出のまま。彼は永遠に私のモノ」と彼女は言う。
精神科医は彼女につかみかかるが、彼女の悲鳴を聞いて駆けつけて来た警官に取り押さえられる。
「私を殺そうとした」と言うリズの言葉は信用され、精神科医は連行される。

・・・
まあストーリーは文字通り穴だらけなんだけどねw
でも病に冒されてトイレの床に倒れ、吐瀉物にまみれて虫の息の友人の脇に座り、
夢見る眼差しで「私、彼と寝るわ」とうっとり語るリズはひたすら怖かった。

 

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