ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その103 » レベッカ

697 名前:レベッカ 1/2 :2009/06/03(水) 19:11:36
この前、見た古い映画の後味が悪かったので投下

『レベッカ』

主人公は両親と死別し、有閑マダムの話相手兼世話係をしている若い女性。
旅先で知り合った英国紳士で名家の男性と恋に落ち、結婚する。
男性には、妻がいたが趣味のボートで事故にあい、一年前に海で溺死していた。
主人公は夫の広大な屋敷で大勢の召し使いと生活をはじめることになった。
だが、屋敷の至るところにはまだ前妻『レベッカ』の持ち物が残っており
(彼女の持ち物にはRという文字が刻まれている)
使用人たちや夫の親戚は、前妻の美しさ、教養育ちの良さを讃える。
中でも女使用人の老婦人は特に前妻を崇拝していた。
そのため主人公を表向きは立てるが、じわじわと追い詰めていく。
主人公は平凡でとるに足らない自分とみなが絶賛する美貌の前妻とのあまりの違いに
思い悩むようになり、死んだはずの彼女の影におびえるようになる。

ある日、近くの海辺に難破船が打ち上げられた。
その船の下から、前妻の乗っていたボートと彼女の死体が見つかった。
前妻の死体は一年前何マイルか離れていた場所で、打ち上げられ夫が遺体を確認し、
墓の下で眠っているはずだった。検死の結果、今回みつかった死体が前妻であると判明する。

夫は主人公に告白する。前妻と自分はずっと上手くいっていなかった
二人は名家としての権威を保つため、一見完璧な夫婦を装っていた。
前妻は奔放で他の男と逢瀬を重ねていた。
彼女が死んだ日、浮気相手の子どもを妊娠したのでこの家の後継者として育てたいと言ってきた。
かっとなった夫は前妻を殴り、そのはずみで、前妻は頭を打って死んでしまった。
死体はボートに穴をあけて沈めて始末し、溺死体を彼女だと偽ったのだ。
主人公はそれでも夫を愛してることに気づき、このことは二人だけの秘密として、
二人で検死のための裁判を乗り切ろうと決意する。


699 名前:レベッカ 2/2 :2009/06/03(水) 19:14:19
翌日から法廷が開かれ、夫が死体を間違えたのは気が動転していたためだと認められたが、
前妻のような恵まれた女性が自殺するかどうかが焦点となった。
大工の検証により船の穴は故意に空けられたものだとうことも明らかになったので、
他殺の疑いもささやかれた。

裁判を聞きつけた前妻の間男が、前妻は自分の子を妊娠していて、
夫がそれを知って彼女を殺したのだ、黙っていてほしかったら金を払えに脅してきた。

夫は脅しには乗らず、間男と警察と共に、妊娠の真偽を確かめるために、前妻の主治医を訪ねた。
そこで、前妻に妊娠していたという事実はなく、本当は末期の癌を患っており、
それに落胆した彼女が夫に殺人を仕向けることで自殺したということが判明する。
警察は医師の証言から末期の癌を苦にしての自殺と考え、
結局彼女の死は表向き自殺として処理されることになった。
夫は罪に問われるなかった。

召し使いの老夫人はそのことを知り、狂気にかられ屋敷に火を付けた。
彼女にとって女主人は前妻ただ一人だけで、
この先、主人公が、この屋敷の女主人として幸せに暮らしていくのが許せなかった。
夫と主人公は呆然と焼き尽くされる屋敷を見つめていた。

 

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