In the lap of the mother(歌野晶午)
同じ本から。
主人公はパチンコ魔。
車の中に置き去りにして子供を死なせるような親と自分は違う!
という考えのもとに、いつも子供を膝に乗せてパチンコをしている。
子供は三~五歳くらい。
母親がパチン ...
生きのびるやつ(スティーブン・キング)
腕のいい外科医が、海難事故で無人島に流れ着く。
一緒に流れ着いた荷物の中に食料品はなく、粗末なナイフや大量の酒、
そして密輸品だったであろう大量の麻薬。
取り合えず生きながらえたことに安堵するも、すぐに飢え ...
命が五つ(狩生玲子)
世界的に活躍している冒険家の男が居た
ある日男の下に男のファンらしい一人の青年が訪ねてきた
青年曰わく
「自分の一族は命を七つに増やす事が出来る特別な術を持っているのだが
こんな何でもない一般人の自分よりも様々な危険な冒険 ...
悪魔の薔薇(タニス・リー)
19世紀末くらいか。
ある先を急ぐ旅の途中、雪で鉄道が止まったために寒村で足止めを食った『私』の語りで進む話。
その村には、「悪魔が見目麗しい男性の形でやってきて、
恋に恋する領主の娘をたぶらかし、攫っていってしまった」伝説がある。
アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス)
「はつかねずみ の あるじゃーのん は しゅじゅつでかしこくなったお。
ぼくもしゅじゅつでかしこくなるお。」
「なんだよ、友達だと思ってたらあいつら俺のことコケにしてたんじゃねーか。
お袋も『いい子にしてたら迎えに来る』とか嘘ついてんじゃねーよ。 ...
押しかけ教師(眉村卓)
中学生男子の主人公の前に未来から来たという青年が現れた。
細かいことは忘れたけど青年からあれこれ未来人だという証拠を見せられて
最初は信用してなかった主人公もそれを信じた。
で、この未来人が主人公の教科書などを見て
「あーこの時代だ ...
一時間の物語(ケイト・ショパン)
英米文学の授業で読んだ短編。長くて数ページだった。
主人公は中年~老年の貞淑で物静かな女性。
心臓に持病があるものの、長年連れ添った夫と穏やかに暮らしている。
ある日、その夫が旅行先で事故に遭って死んだという報せが ...
踊るあほう(カート・ヴォネガット・ジュニア)
タイトルは忘れたが異文化コミュニケーションの悲劇を描いている。
善良な宇宙人・ゾグは地球にやってきたとき、たまたま着陸地点付近で火事を発見。
家の住人が気がついていないようなので、急いで家に飛び込み、危険が迫っている ...
嘘神(三田村志郎)
あと、原則ネタばれ有のスレだけど、去年の10月(くらい)発売のものでも書いていい?
角川ホラー文庫の「嘘神」という話が個人的に後味悪い。
主人公達は「嘘神」という存在に会議室程度の大きさの空間に閉じ込められる。
同じ学校の同級生の6人の男女(割合は3 ...
赤目のジャック(佐藤賢一)
中世フランスが舞台の歴史小説なんだが、何故一般小説扱いなのか分からない。
18歳のフレデリは頼れる双子の兄とその婚約者、自分の婚約者マリーと
農村で平和に暮らしていたのだが、ある日村が傭兵達に襲われてしまう。
兄は陵辱されそうになった婚約者を庇って死 ...