12人の浮かれる男(筒井康隆)
うろ覚えなんで違ってたらごめん
日本で陪審員制が採用された。
初めて陪審員による判決となるこの事件はある青年が人を殺めたという事だったが
明らかに犯行に無理がありどう考えても無罪だろ…というものだった。
しかし十二人の陪審員たちは
ジェイミーの奇蹟(レイ・ブラッドベリ)
うろ覚え
ジェイミー少年は奇蹟が起こせる。
テスト勉強で奇蹟を起こせば良い点が取れるし、
かけっこの練習で奇蹟を起こせば一位や二位になれる。
どんな教科でもスポーツでも、その他の日常生活の些末事も、奇蹟を起こせば楽勝だ。
だ ...
青蛙堂鬼談/蟹(岡本綺堂)
代々繁盛した商家の当主で好事家の男が、
俳諧師や画家、骨董好きの面々を集めて食事会を開いた。
招待客が揃い、そろそろ膳を出そうかという時になって、
近所に住む占い師が偶然に訪れてきた。
占い師と言っても立派な武家出身の人物なので、
主人は丁 ...
ささやかな記念品(ジョン・コリア)
東部の海岸から高地の村に越してきた、感じのいい若夫婦。
妻は村の景色が気に入ったようで、毎日のように一人ドライブに出ている。
夫、散歩の途中で同じ村の老人に誘われて
こぢんまりとした気持ちのいい家にお邪魔する。
老人は一部屋にがらくたを集め、博物館と ...
真相(横山秀夫)
主人公は小さな会計事務所を経営している男。
昔息子(以下A)を殺人事件で失い、その犯人はいまだ捕まっていない。
主人公にとって殺されたAは自慢の息子であり、会計事務所の跡継ぎとしてとても可愛がっていた。
将軍が目醒めた時(筒井康隆)
ある朝、葦原金次郎が目覚めると、七十二歳の老人になっていた。
しかもカレンダーには「大正十一年」という全く知らない元号が書かれている。
実は金次郎は明治八年に発狂し、キ■ガイ病院に入れられていたのだ。
キチ■イ病院で葦原は将軍を自称し、狂人代表とし ...
最後の花束(乃南アサ)
「私」は小さな花屋を経営している平凡な女。
最近恋人からプロポーズされ、快諾した。
ある日小包が届いた。
中身は『素敵なあなたに』とメッセージカードがついた、趣味の悪いカフスボタン。
婚約者に訊ねてみたが、差出人にもカードの筆跡にも心当たりがないと首をかしげる。 ...
西部戦線異状なし(E.M. レマルク)
1915年、ドイツでは戦場へ向かう兵士の列に民衆が手を振っていた。
学校でも教授が愛国心を説き、英雄になるよう学生達に戦場へ行くよう熱弁する。
戦場での栄光を夢見たパウル(映画版ではポール)やクラスメイトはこぞって軍に志願した。
軍では ...
十二国記/丕緒の鳥(小野不由美)
主人公たちは王国の上級裁判官で、ある連続殺人犯を裁くことになった
この男、一杯の酒代のために子供を殺しながら一切反省する様子を見せない冷血漢である
普通なら死刑に処されるのが順当なところだが、王国では人道から死刑が停止されている ...
十二国記/魔性の子(小野不由美)
主人公の少年は人間でなく、十二国で王を選ぶ麒麟という存在。
生まれる前に十二国から日本に流され、幼少期に十二国に呼び戻され、
そして諸事情でまた日本に戻ってきていた。
その際力の源の角を切り落とされ、 ...