デジ・ボウイ(乃南アサ)
ある男の子Aが親戚の家で暫く面倒を見てもらう事になる。
その家の男の子Bが超変わり者。
夢精をしたのにもかかわらず恥ずかしげもなく皆が揃う朝食の場で代えのパンツくれとか言ったりする。
何事にも無関心・無表情で何を考えてるのかわからずAも ...
千びき皮(グリム童話)
王様と妃がいて、妃が病気でおっ死ぬんだが、そのときに
「自分と同じくらい美しい女としか再婚しちゃイヤ」とかくだらねえことぬかしたんで、
王様は妃にソックリな実の娘に欲情、娘は驚いて城から逃げ出してホームレス生活。
いろいろあって娘は城の奴隷として連れ ...
誤配メール(渡辺浩弐)
便乗して同じシリーズから一話。(タイトルは失念。)
主人公は若い男。
些細なことから、恋人とケンカしてしまい、別れることになった。
月日は流れ、別れた恋人のことも今では少し後悔している。
あるクリスマスの夜、手紙が1通届いた。 ...
聖人プログラム(渡辺浩弐)
あちこち記憶が曖昧なので間違えてたらごめん。
ある男が、交通事故で恋人を亡くした。
悲しみの中、男は考えた。
何故あの日彼女はあの場所にいたのだろう?
何故あの時間だったのだろう?
何故あの車はあの時間にあそこを通ったのだろう? ...
割れた月(藤沢周平)
島送りから帰ってきた鶴吉は、江戸に戻ると真っ直ぐ
恋人のお紺と暮らしていた家に帰った。いかさま博打を密告されて島送りになった時
お紺だけが見送りにきてくれた。帰ってお紺と堅気として暮す事を励みに
島では酒も飲まずに真面目に働いた。
しかし家はすで ...
気の毒な症状(星新一)
(本当に星新一かイマイチ自信が無いけど)
会社員のN氏は仕事も順調で、先日会社の重役の娘とお見合いもした。
美人で性格も良さそうだし、先方もこちらを気に入ってくれたようで、このままだと結婚することになる。
まさにバラ色の未来が待ち受けているが、一つだけ ...
Q&A(恩田陸)
ある住宅街にある量販店で死者と数十人、負傷者百人を超える大惨事がおきる
この小説はそれを「聞き取り」という形で会話のみですすめていく作品
ある人は「若い男性が液体をばら撒いていたので逃げ出したらパニックになった」と証言し
また、別の人は「人の ...
誰か―Somebody(宮部みゆき)
宮部みゆきの「誰か」
主人公は恋愛の末、大会社の社長の娘(しかもかなり年下)と結婚
周りから妬まれることはあったが、義父の運転手は素直に「おめでとうございます」と言ってくれた
そして結婚して子どもにも恵まれたある日、その運転手が自転車に轢き殺され ...
マルタとマリア(新約聖書)
うろ覚えで悪いけど。
キリストが旅の途中に立ち寄った家での事。
その家の姉妹の妹は寝床の用意をしたり、料理をしたりしてもてなした。
しかし姉はキリストの横に座ったままただキリストの話を聞いていた。
それを妹がとがめると、キリストは
放蕩息子のたとえ話(新約聖書ルカの福音書15章)
細かいところは違っているかもしれないけれど、ざっとこんな感じ。
富豪の次男はある日父親に、
「お父さんの死後、僕に分け与えられる予定の遺産を生前分与してよ」と申し出る。
財産の半分をもらった次男は、その金をもって放蕩の旅に出る ...