死のロングウォーク(スティーブン・キング)
時代の設定は不明だが、舞台はアメリカ。
この時代のアメリカでは有志の少年100人による
ウォーキングイベント、「ロングウォーク」が毎年開催される。
これだけだとすっごいさわやかなイベントっぽいけど、
この「ロングウォーク」は ...
デスペレーション(スティーブン・キング)
父、母、息子の三人がドライブ中、警官に止められる。
基地外警官に言いがかりをつけられ脅された挙げ句、三人は近くの街に監禁された。
少年の機転をヒントに、他の監禁被害者と一緒に一行は脱出する。
しかしそこで見たのは住民達が殺し尽くされた街のなれ ...
遊歩道(筒井康隆)
確かタイトルは『遊歩道』だったと思う、2頁くらいの作品。
パパとママと坊やが、モザイク模様の遊歩道を歩いてる。
坊やは「白イタイルダケ踏マナイト、黒ヲ踏ムト、落チテシマウ」と、
見立て遊びで歩いているから、パパとママから遅れてしまう。
急 ...
禁煙挫折者救済有限会社(スティーブン・キング)
“禁煙挫折者救済有限会社”
主人公はヘビースモーカー。
ある日同じく愛煙家の友人と会い、彼が禁煙に成功したと知る。
禁煙挫折者救済(有)のお陰で、すっぱり止められたと言うのだ。
「完全に止められた。調子もいい。ただ、少し太っちゃった ...
ペット・セマタリー(スティーブン・キング)
まあよくあるゾンビ物だな程度の感想だったっけど、
子ども持ってから読み直して本当の恐怖のポイントを理解した。
あらすじは御存じだろうとして書くが、
上下巻で、上巻のラスト辺りで幼い息子が死ぬ
(車道に走りだす息子→がタッチの差で届か ...
ゴールデンケージ(井上夢人)
大物実業家の2人の息子
成績優秀な兄・賢介と素行不良な弟・優介
優介は親にも見離されてふて腐れている
賢介は逆に親の期待を一身に受けて重圧を感じている
ある日 賢介は自分の体の変調に気づく
みみずばれのような白い筋
太陽の黄金の林檎(レイ・ブラッドベリ)
ブラッドベリの「太陽の黄金の林檎」という短編集が新装丁で再販されて
買って読んだのはいいが、解説を書いていた中島なんとかという奴の文章がもう最悪だった。
「(爆)」「(笑)」「(汗)」の乱発、ブラッドベリにかこつけた自分語り、
まだvi ...
一絃の琴(宮尾登美子)
一弦琴の先生をしている市橋苗が主人公。生徒は良家の子女ばかり、
優しく仕事に理解のある夫は弁護士、舅姑も良い人たちで何一つ翳りのない生活だが、
唯一の悩みは子どもに恵まれないことだった。
実は、夫は苗の妹と結婚していたが、妹はお産で赤ちゃんともども ...
還り雛(森真沙子)
還り雛
A子は好きな男(妻子有)が出来、夫と娘を捨て家を出た。
不動産屋に部屋を案内されたとき、押入れに女雛が入っていた。
たぶん工事関係者が、どこかで拾って持って帰ろうとして忘れたのじゃないか?
と、新築分譲で2年間の定期借家で、通常の賃貸より条件が良いの ...
その日の嘘(吉岡忍)
小学生の主人公のクラスは、朝からある話題で大騒ぎになっていた。
クラスメートの少年が昨日に飛び降り自殺をしたのだった。
少年はある難病を抱えており、少年は難病を苦にして自殺したのではと
マスコミは報道し、その難病についての特集を ...