緋の堕胎(戸川昌子)
妊娠6,7ヶ月までになっていても秘密裏に堕ろしてくれるのでそれなりに流行っていた。
院長は吝嗇で、本来は専門業者にださないといけない死んだ胎児や手術時の汚物などほとんどを、
バイト学生たちに表 ...
にんじん(ジュール・ルナール)
特の落ちもなく母親が何の制裁も加えられないまま終わって後味悪かった。
いくら俺が読書好きだからって小学3年生にあんなもの進めんなよ、担任教師・・・。889 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/ ...
黒い葬列(日下圭介)
記憶をたよりに書きます。
主人公は20歳女性。図書館司書をしており、父と小学生の弟妹と4人暮らし。
この父親が酒乱で、普段は真面目に仕事をしているが酒が入るとひどい。
弟と妹は怯えるが、主人公は二人のため暴力にも必死に耐え ...
外科室(泉鏡花)
将来を嘱望されている青年医師の元に、一人の美しい公爵夫人が訪れる。
公爵夫人は、胸に重い病を患っており、すぐさま夫をはじめ家族が見守る中、
その青年医師が執刀することになる。
青年医師がその夫人に麻酔をかけようとすると、彼女は頑なにそれを拒む。
クラインの壷(岡嶋二人)
新作ゲームの実験台になった男が現実と虚像の世界がわからなくなってしまった
話は後君が悪かった。細かいところ忘れたけど、
ゲーマーであるAは新作ゲームの実験台となる。
もともと金に困っておりゲーマーでもあるのでその新作にふれ金までもらえるのはうれしい話。 ...
女奴隷は夢を見ない(大石圭)
主人公たちの仕事は人身売買。女を買って、オークションに出す。
騙されて売られた女、分かって売られてきた女、年齢も身分も様々取り扱った。
現在のストックは、両親に売られた女子大生、若い愛人が出来た夫に売られた人妻、盲目の外国人の少女など。
反抗的な ...
ギフト 西のはての年代記I(アーシュラ・K. ル=グウィン)
その世界では、村ごとに違った不思議な力を操れる人々がいて、
その力のことを「ギフト」と呼んでいた。
主人公の少年は、視線で相手を殺すことが出来る「ギフト」の血筋なのに
年頃になってもいっこうに力が発現せず、肩身が狭い。
ある時父親と出かけた ...
あと五十日(星新一)
中年の男が部下とともに帰宅途中、背の高い黒ずくめの男が
男に「あと50日です」と声をかけられる。
誰かと思い、部下に確認するが見ていないと言われ、疲れただけだろうと
思いそのまま帰宅。だが次の日も黒ずくめの男に「あと49日です」 ...
ずっとお城で暮らしてる(シャーリィ・ジャクスン)
主人公は18歳の少女で、10歳年上の姉と、叔父との3人で町外れのお屋敷に暮らしている。
両親や叔父の家族などはみな数年前に亡くなった。夕食時に使った砂糖壷に砒素が入っていたのだ。
事件の夜、少女は夕食を食べず、姉は普段から砂糖を使 ...
だからおまえは落ちるんだ、やれ!(吉野敬介)
もともとヤンキーだった彼は彼女に
「学が無い人とは付き合えない」といわれ振られる
それがもとで一念発起して猛勉強を開始、そこそこの大学に合格
「元ヤンの俺でもここまでできたんだ、お前らも頑張れ」的なことで
予備校講師にな ...