電話がなっている(川島誠)
この世界では、中学三年の期末テストの結果によって、
すべての人が15段階のランクに分けられ、将来が決まる。
主人公は上から4番目のA-4ランクに入ることができた。
超エリートではないにせよ、一般地方公務員くらいは保証されているラン ...
一九八四年(ジョージ・オーウェル)
1940年代に書かれた小説でスターリン独裁と管理社会を批判する長編
主人公は社会主義体制下のイギリスで情報と世論操作に関わる部門に勤める公務員。
世界は3つの巨大な独裁国家に分割され、3国は同盟を組んだり裏切ったり常に戦争状態にある。
レンタル・チルドレン(山田悠介)
小説としては微妙だけど、後味は悪かった。既出ならごめん
主人公は2年前に最愛の息子を亡くした里谷。
ある日里谷は、兄から「レンタル・チルドレン」の話を聞く。
それは孤児を2週間レンタル、気に入ったら購入も出来 ...
シルマリルの物語(J.R.R.トールキン)
「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」の数千年ほど前の時代の話。
この世界でのエルフは殺されない限り基本的に不老不死で、
大雑把に3種類くらいの種族に分かれている。
西の神々の国で暮らしていたエルフの王の息子が、「シルマ ...
惨殺の女神(ジョン・ソール)
あのケッチャムの隣の家の少女に並ぶほどの作品がいくつもあるのでオヌヌメ。
ただしどれも似たり寄ったりで、どれか三冊読んだらあとは読まなくていいです。
デビュー作の暗い森の少女が評判いいですが、個人的には惨殺の女神が ...
一年半待て(松本清張)
田嶋陽子みたいな主人公は、ある女性の裁判を応援する。
夫を殺した妻が自首したのだが、妻の境遇は同情に値するものだった。
夫は定職にも就かずぶらぶらと遊び暮らし、生活は妻が一人で支えていた。
酒を飲んでは妻や子供に暴力をふるい、妻の友人に手を出し浮気 ...
死のきっかけ
かなり記憶が曖昧で途中改変してる可能性があるが。
快活で有能で仕事は順調、美人の妻に一戸建て、誰からも好かれる好人物の男性が自殺する。
実は男性は極度のコンプレックスの持ち主で小心者だった。
毎日必死で好人物の仮面を取り繕い、ストレスが溜まると ...
天国からの道(星新一)
そこに、ある作品の元ネタと言うか、改良前みたいなssが載ってて
後味が悪かったので書いてみる。
天使があまりに怠けるので、神様はある提案をした。
天使をミカエルをリーダーとしたグループとガブリエルをリーダーとしたグループに分けて ...
前半は星野勘左衛門茂則の逸話
とがめられて「無腰は恥になります故」と答え、そのまま相撲を取ることに。
軍配が返ると達人はやにわに相撲取りを斬り殺す。
これを聞いたえらい人は「武士の面目はそれでよい」と言ったそうな。
勝てるはずのな ...
ヴェルンドの歌
ある兄弟達のもとにヴァルキューレがやってきて、彼らはヴァルキューレたちをそれぞれ自分の妻にする。
暫くの間平和に暮らしていたものの、7年経ったある日ヴァルキューレたちは神様のところに帰っていく。
ヴァルキューレを追って兄弟たちは家を出 ...