黒い墜落機(森村誠一)
山の中に米軍機が不時着して、それを数名の男女が目撃してしまう。
重要な軍事機密が関係してるか何かで、彼らは追われるようになる。
中年サラリーマンやOLや主婦など目撃者は一般人ばかり。
小説よろしくみんなで力を合わせて切り ...
燃えつきた蝋燭(森村誠一)
昔読んだ、森村誠一の短編
厨房の頃読んで、あまりの救いようの無さに鬱になって
それっきり読み返してないので、題名も細かい部分も忘れたけど
ある街の成人式で、この街から輩出した有力議員の講演の内容は
「人には生まれた時に一つのロウソクを渡される。このロウソクが燃え ...
港に着いた黒んぼ(小川未明)
やはり童話作家の作品で、題名も作者も忘れてしまったんだが
(でも、未明のような気はする)。
街角で踊って生活している少女が居た。少女はいつも幼い弟を連れていた。
少女は名手で、その噂は王の耳にまで達して「王の前で踊るように」との使者が来る。
野ばら(小川未明)
隣接した大きな国と小さな国のとある国境には、
それぞれの国の軍人が一人ずつ配属されていた。
大きな国の側には老軍人が。小さな国側には青年軍人が。
最初はお互いを監視していたものの、うら寂しく退屈な国境のこと。
次第に言葉を ...
信じようと信じまいと(火浦功)
「この手紙は不幸の手紙です。14日以内に、50人の宇宙人にに同じ内容を書き写して送って下さい。
もし送らないときは、あなたの星を不幸が襲います」
だったら後味悪い。367 名前:本当にあった怖い名無し ...
レプリカント色ざんげ(森奈津子)
とある娼館ともいえないような小屋の中で、客の相手を終えたばかりの
セクサロイドの「あたし」は、学生風の男に自分の身の上を語り始める。
今ではとても見えないだろうが、かつて「あたし」は男性型ロボットとして造られた。
ほっ ...
穴(ガイ・バート)
ある女子大生の回想の形で話は進んでいく。
主人公とボーイフレンド、そしてもう一組のカップルが、悪友にそそのかされて
林間学校だかをすっぽかし、その間の数日間、廃校舎地下の部屋に隠れて過すことにした。
部 ...
宇宙船<仰天>号の冒険(梶尾真治)
宇宙最強の戦艦と、桁外れの戦闘能力を誇る乗組員達(15名ぐらい)がある星に不時着した。
現地の住民に、食料を分けてもらい、久々に宇宙食以外の料理を楽しんだ。
現地の住民は、文化こそ発展してないものの、みな楽しそうに暮らしている。
一方で、アギラ様? ...
匂いの収集(小川洋子)
主人公の彼女は匂いの収集家
「●●公園の●●の花びら」という風にラベリングしたボトルの中に
花びらを入れて保存し、時折ボトルを開いて中の匂いを嗅ぐ。
無機物から有機物からと様々な物がボトルの中に入れられ、
彼女の家の棚には無数のボトルがぞ ...
患者(我孫子武丸)
ある精神病院の若い医師が主人公。
医師として優秀な自分をよくわかっていて、
治る見込みのない患者を相手に仕事として日々対応していた。
ある日同僚の医師に呼ばわる。
部屋にはどこかの(診察室のような)部屋と、 ...