家族八景/紅蓮菩薩(筒井康隆)
その教授が寄寓にも彼女の既になくなっている父との旧友?で
七瀬父が超能力実験ですごい成績を出していたから
娘にもそういう力があるのでは?と遠まわしに実験への参加を誘ってくる
能力を隠したい七瀬は教授にできるだけ近寄ら ...
先妻の子が憎くて憎くてたまらない
もしかすると既出かも
昔々あるところに夫婦がいて男の子が一人いた。
妻に先立たれてしまった夫は後妻をもらい、子供をもうけた(男)。
腹違いの兄は弟をよくかわいがり、弟も兄になついていた。
しかし後妻は先妻の子が憎くて憎くてたまらなかった。
その ...
家族八景/亡母渇仰(筒井康隆)
主人公七瀬はテレパス美少女、意識して他人の心のなかを読むことができる。
ただ、それによる弾圧や実験動物扱いを避けるために、それを他人に明かすことはない。
長く同じ所に勤めると、ひょんな拍子でバレてしまう可能性があるため、
職場が転々と移っても不審がられないお手伝いさんを ...
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet(桜庭一樹)
主人公はリアリストの女の子でニートのヒキヲタである兄がいる。
彼女は早く独り立ちして世間で生きていける力「実弾」を欲している。
(ここで言う実弾は現実に通用する能力の比喩、お金とか生活していける職とか)
話はいきなり主人公の ...
問題外科(筒井康隆)
若くて有能な外科医が、外科部長?かなんかの娘の手術の担当を任される。
助手の到着が遅いから二人で手術しちゃおうぜ、とか言って手術開始。
吸入麻酔は苦手だから局部麻酔でいっか、と局部麻酔のみで開腹したところで患者が起きてしまう。
私は患者じゃ ...
探偵伯爵と僕(森博嗣)
森博嗣「探偵伯爵と僕」
主人公の「僕」は男子小学生
最近「僕」の周りでは少年の行方不明事件が相次いでいて
友人の1人も行方不明になってしまう
ある日出会った謎の老人「探偵伯爵」との交流を通じて
「僕」は事件の真相にたどり ...
死の影(倉阪鬼一郎)
高層マンションを舞台にしたパニックもので、主人公は売れない小説家。
久野麻亜子(漢字はうろ覚え)という恋人がいる。
二人で住むために破格の値段で売りに出ていたマンションの一室を購入するが、
入った直後から異様なトラブルが続き、主人公は真相解明のために奔 ...
SO-far そ・ふぁー(乙一)
父・母・息子(小学校低学年くらい)の3人家族の話
ある日、父からは母が、母からは父が死んでしまったと息子に話をする
息子は今まで通り両親の姿が認識出来るのだが、どうやら父母はお互いが認識出来ないようだ
息子は戸惑いながらも、父と ...
死児を育てる・火垂るの墓(野坂昭如)
母は空襲で亡くなってしまったのでAと妹は疎開した。
Aは疎開先の美少女に夢中になって、ときめいていた。
一方、妹の事は自分が面倒をみなければいけなくなったため
疎ましく感じて泣き止ませるためにAは妹の頭を脳震盪を起こすほど強く叩いたり ...
殺人者はいかに誕生したか―「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く(長谷川博一)
にのっていた愛知でおきた小学5年の息子をせっかん死させた母親の事件が後味悪かった
犯人である母親M子は子供時代父親から虐待を受けていて、
それがトラウマになり精神状態がひどく不安定だった。
彼女はパート先で同年代のS子と出会い仲良くなる。彼女は積極 ...