サザエさん(長谷川町子)
ボケたお爺さんが孫の入試の結果を気にしている
何度も落ちた事を言っているのに「好太郎は入れたか」と何度も何度も確認してしまう
好太郎も余りのしつこさに爺さんに掴みかかろうとする
自分の手には終えないと好太郎の母親はおじいさんを磯野家でしばらく預かってもら ...
おい!ババア!
生徒や先生のほとんどがヤクザみたいな学校でタバコやサボりなどが発覚した場合
先生が生徒をボコボコにするのが日常茶飯事だった
ある日食堂で「おい!ババア!!」と繰り返しおばさんを呼びつける生徒がいた
先生はすかさず彼をボコボコにし食堂を去って行っ ...
父から貰った盗聴器
「実際に盗聴器が仕掛けられている場所は果たしてあるのか!?」という番組で、
レポーターが盗聴器の電波を受信する機械をもって町を歩き、真偽を確かめるというもの。
初めは雑音ばかりだったが、しばらくするとなにか音が聞こえてきた。
音の聞こえる方へと近 ...
あなたに捧げるブルース(阿刀田高)
あなたは31才。どこにでもいるような平凡なサラリーマン。
ことの起こりは背広のポケットの底にあいた小さな穴。
人生はどこにどんな運命の岐路があるかわからない。
休日の11時過ぎにあなたはあたふたと布団から飛び出し、
仕事の打ち合わせに指定され ...
月の光(W・ハイデンフェルト)
休暇中の兵隊でいっぱいの列車が、夜のイングランド中部を走っていた。
兵隊たちは飲んでは喋り、歌い、ハーモニカを吹き、疲れるとコンパートメントに戻っていった。
がらんとした食堂車には、大尉の制服を着たぱっとしない娘と語り手だけが残った。
語り手が話の継ぎ穂を探 ...
魔人探偵脳噛ネウロ/本城刹那(松井優征)
本城刹那という女性がある病を患っていた
普段は明るく聡明な彼女だが突然狂暴化し暴力や暴言を吐いて普通の生活が出来なかった
脳科学者の春川は知識の限りを尽し治療に当たるが虚しくも刹那は徐々に壊れて行った
一日の半分、1/3とだんだんと正気でいられる時間が短 ...
じみへん(中崎タツヤ)
私(中崎タツヤ)が中学生の頃の話。
通学路の途中に駄菓子屋があった。
そこの人気メニューは婆さんが作るインスタントラーメンで、値段は50円。
具は海苔が一枚だけとはいえ、当時としても破格の値段であった。
中学生といえば食べ盛り。多くの生 ...
存美(花輪和一)
ホラーM掲載
北海道の長万部刑務所で、牢名主が与太話をしている。
彼は存美(ぞんび)という、従順な奴隷を作る職人だった。
樹海でキャンプをして、若い自殺志願者=存美の素材を探す。存美に加工できるのは首吊りだけ。
「体がZ型に硬直したら存美頃よ」
幸せの翼(ジミー)
主人公は何をやらせても一番で、幸福な家庭にも恵まれ、
次期社長の座も約束されているという、リア充を絵に描いたような存在。
そんな彼の背中にある日突然、白い翼が生え始める。
周りはなんと言う奇跡ともてはやすが、これを機に彼の人生が暗転し始める。
子どもからは ...
勇者30/Quest.29 呪いと勇者
とある村に訪れた勇者(主人公)は、サーシャという少女と仲良くなる。
けれど実は彼女(を含めた村人たち)の正体は、勇者の足止めのために人間のふりをしていた魔物。
だが勇者を慕うようになったサーシャは魔王を裏切り、
北にある ...