No Image
260 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/02(金) 23:06:18大昔に読んだ少年漫画なんだけど、
ある町に、貧乏な少年がいた。おまけにしゃべりがカタコトで、回りにバカにされている。
それに少年には変な習慣があった。時々、注射器を片手に、「血をくれ」と歩き回るのだ。
友達からは「吸血鬼」と気味ワルがられ、石を投げられたりする。
それでも少年は ...

No Image
247 名前:1/2 投稿日:2006/06/02(金) 19:16:10椋鳩十だったと思う

目の見えないおじいさんが子犬を拾いました
おじいさんは子犬をかわいがり、子犬はおじいさんに良く懐きました
子犬は賢く、おじいさんの目になって彼を助けます
(明記されてはなかったが、どうやらおじいさんはその、乞食かそれに近い者らしい)
一緒に空き缶を集めたり、道で ...

No Image
243 名前:1/2 投稿日:2006/06/02(金) 18:21:13更に思い出した。これは男性に後味悪い。タイトルは確か「防空壕」。

空襲警報が鳴った。男は慌てて手近な防空壕に飛び込んだ。
そこには先客がいた。暗くてよく見えないが女性らしい。
言葉少なに語り合いながら、二人は息を潜めていた。
轟音と共に火の手が見えた。街が燃えているらしい。
火に映 ...

No Image
241 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/02(金) 18:06:05もう一つ思い出した。乱歩の「白昼夢」。

暑い昼下がり、男が店先から飛び出して叫ぶ。
「私は人殺しだ!妻を殺したんだ!」
人々はまたかと言う顔で相手にしない。いつもの事だ。
騒ぎを聞いてやってきた警官に男は訴える。「捕まえてくれ!私は人殺しだ!」
警官は男を宥めるが、 ...

No Image
236 名前:1/3 投稿日:2006/06/02(金) 17:54:47乱歩でこのスレに合いそうと言ったら二廃人だな。

温泉で老人Aは顔に怪我をした老人Bと出会う。
Bは戦争で負った怪我が治らず、湯治に来たらしい。
どんな仕事をしているのか尋ねるBに、Aは肩をすくめる。
Aは今まで働いたことがないと言う。
それどころか結婚もしなかったし友人もいなかった ...

No Image
235 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/02(金) 17:51:09じゃ以前読んだ、ショートSFから。
ある男が逮捕された。罪状は殺人。それも大量殺人だ。
だが男は必死に訴え、否定する。男のした事はこうだ。
男は、コンピューターのプログラマーで監視者だった。
だがある時、ほんのケアレスミスで、データの消去ボタンをクリックしてしまったのだ… ...

No Image
213 名前:1/2 投稿日:2006/06/02(金) 12:30:58三原ミツカズの「DOLL」
短編連作形式で、家事から情事の相手までこなすロボット・DOLLと、それに関わる人々の話。
その中の一話

ある家族の話。
少年は毎日半ば折檻されるように母に勉強をさせられる。
母親はどんどんヒステリックに暴力的になっていくが、
自分が賢くなる事で家 ...

No Image
140 名前:京極夏彦 「嗤う伊右門」 1/5 投稿日:2006/06/02(金) 00:06:19舞台は江戸時代。
四谷にある民谷家は代々続いた旧家だが、父と娘の二人暮らし。存亡の危機を迎えていた。
一人娘の岩は大変な美貌で知られていたが、重度の疱瘡を患い顔半分にひどい傷を負ってしまう。
目は潰れて皮膚は膿ただれ、髪も縮れてしまった岩の姿は二目と見られないものだった。 ...

No Image
133 名前:ナルニア 投稿日:2006/06/01(木) 21:43:26映画にもなったナルニア国物語の原作(全七巻)

ナルニア国の誕生から滅亡までを描く全7作のシリーズ。
第二次世界大戦の最中のイギリスのお話。
主人公は巻ごとに入れ替わったりする。
皆、こちらの世界からなんらかの方法でナルニアに呼ばれて、危機を救う。
ナルニアの国では人間の子供はアダ ...

No Image
115 名前:1/3 投稿日:2006/06/01(木) 15:29:58藤沢周平の短編。

主人公は家業を継いで羽振りのいい生活をしている。
妻はいるが女遊びも盛んで、不自由ない暮らしぶりだ。
ある日、幼馴染みの少女が戻ってきたと言う話を聞く。

主人公は、子供の頃に彼女と結婚したいと思っていた。
だがそれは適わなかった。
主人公は名の通った商 ...