BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT
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511:1/6:2014/03/14(金) 19:42:19.50
- 「ブレイブルー」という格ゲーのキャラクター、Λ-No.11-(ラムダ イレブン)の話。
このゲームは、格ゲーなのにノベルゲー並のストーリーモードが一つの売りのゲーム。
キャラ個別のストーリーをクリアして、物語のトゥルーエンドに繋がる。
(個別ストーリーはほとんどパラレル。理由は割愛)
途中の選択肢や行動によってトゥルーエンド、バッドエンド、ギャグルートに分岐するという
普通のノベルゲーの様な作りになっている。ゲームの世界観は、魔法が存在するようなファンタジー系。
結構何でもあり。
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512:2/6:2014/03/14(金) 19:44:21.33
- ラムダの説明を一言ですると、いわゆる人造人間。
レリウスという人形師によって作られた人造人間シリーズの11番目。
大きなゴーグルをしており、感情がない機械的な話し方をするのが特徴。
現実的には、一作目で死んだ、人造人間シリーズの13番目である
ν-No.13-(ニュー サーティーン)というキャラのコンパチとして登場。ラムダは度重なる実験のせいで心も体も壊れていたところを、
ココノエという科学者によって、修理され記憶を消されニューの魂が上書きされており、
現在はココノエの部下として活動している。前置きはここまで
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513 :3/6:2014/03/14(金) 19:47:18.89
- シナリオ中の選択から分岐するルート。
ラムダは研究所へ帰還する際、誤って辺鄙な草原のような場所へと転移してしまう。
手が離せないから一人で戻ってこいという、ココノエの命令に従い
歩き出したラムダの足元に、何かがまとわりついてきた。
見ると、それはターター(希少。頭がいいのでペットにはならない)という
小さな蟲の子供だった。じゃれついてくるターターを見ていると、不意に、
リス系亜人種(リスの耳と尻尾がついている)の、
マコトという少女に話しかけられる。。二人が話していると、ターターが怪我をしている事がわかり、
二人は慌てて(実際に慌てたのはマコトだけだが)ターターを治療する。
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514 :4/6:2014/03/14(金) 20:01:29.21
- 治療の甲斐あって、ターターが元気になり喜ぶマコトに、
「なぜ助けたのか」を問うラムダ。
対してマコトは、「生きているから死んでほしくない」と答える。その後、ラムダが帰還しようとするとマコトに呼び止められ、
ふと見ると、ターターがラムダの後を必死についてくる。
ゆっくりと追ってくる蟲を、ラムダは立ち止まり自分に向かって来るのを待った。
マコトのアドバイス通り、持っていた水葉(ターターを治療した薬草)にターターを乗せると、
ターターは寝てしまう。
「またね」と声をかけるマコトに、ラムダは首を一回縦に振って帰還した。要するに、感情のない機械が感情をちょっとだけ理解したかなって話。
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515 :5/6:2014/03/14(金) 20:06:16.19
- 研究所へ帰ってきたラムダに、ココノエは「早速メンテナンスに入る」という。
ターターの事を言い出せないまま「早くしろ」と急かされたラムダは、
机の端に葉に包まれたターターを置く。メンテナンス中、机に置かれた葉に気づいたココノエは、
ラムダの体についてきたゴミだろうと思い、ダストボックスの中に捨ててしまう。
キュイーンと高音を出しながらゴミの消去が完了する。メンテナンスが完了し、ラムダは開いた目をゆっくりと動かす。
変わらない雑多な研究室内。
散らかった机の上、冷めたコーヒー、丸められたメモ用紙、ココノエ、己……。
水葉で濡れたラムダの指先はもう乾いていた。
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516 :6/6:2014/03/14(金) 20:09:55.50
- 何が一番後味悪いかっていうとこれがギャグルートだっていうこと。
他のキャラはキャラ崩壊お構いなしに
はっちゃけたシナリオになっているのにラムダだけこんなん。しかも最終的なトゥルーエンドでは
主人公をかばって物語の諸悪の根源の悪役に殺される。
その見せ場すらニューの魂が覚醒するというラムダの見せ場じゃないもの。何も救いがない。