ホーム » 小説 » 小説/か行 » キノの旅/絵の話(時雨沢恵一)

20 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/08(日) 17:34:31
『キノの旅』「絵の話」うろ覚えだが

主人公が旅で訪れた街で、ある画家の描く戦車の絵が流行っていた
街の住人によると、その画家の絵は反戦を表現しているらしかった
「この絵に描かれている戦車に踏み潰される小さな花は戦争によって踏みにじられる尊い命を表現しているんです。
 こちらの絵の朽ちた戦車は戦争の空しさや無益さを物語っています」みたいに言う
絵に興味の無いっぽい主人公は散歩に行くんだが、原っぱで絵を描いている画家を見かけて話しかける
画家は「戦車がかっこ良くて大好きだから戦車の絵を描いているwww」って言う
主人公はこれもどうでもいい様子でその街を後にする

その後、主人公とは別の旅人がその街を訪れるんだが、
街の住人達は戦車が描かれた大量の絵を燃やしていて、画家を詐欺師呼ばわりしている
旅人も画家と出会うんだけど、画家が言うには街の住人が何故かいきなり自分の絵を貶すようになって、
戦車以外の絵を描いても誰も買ってくれなくなったらしい
自分は好きで戦車の絵を描いていただけなのにと、泣きながら絵を描き続ける画家
画家がその時描いていた絵は沢山の人の顔が描かれている不思議な絵で、それを見た旅人は
「君の絵を見てなんとも思わない人間は頭に穴開いてんじゃね?」と言って街を後にする


21 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/08(日) 17:44:43
よく覚えてないが、その画家はその後も誰も自分を評価してくれない街で
本当は素晴らしい絵を描き続えるんだろうなと思うと後味が悪かった

22 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/08(日) 21:23:44
>>20
なんで絵が売れなくなったの?なんか良く解らん話だな

てか、物事に興味を抱かない人物を主人公に据えた話なんて面白いのか?
このエピソードだけたまたま?


25 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/08(日) 22:29:20
>>22
興味を抱きまくってそこにある問題を何とか解決しようとして結局どうにもならない奴と対比させる感じになってる

26 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/08(日) 22:38:44
>>22
崇高な作品だ!戦争批判すばらしい!と思ったのに、
実際は大層な理由がないと判明しちゃったからむかついたんじゃね

28 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/08(日) 23:09:34
20じゃないけど、ちょっと補足してみた。

数年前まで内戦があった国でのその絵が発表された。
「これは素晴らしい反戦の絵だ!」
って言い出した奴がいて、皆はそれに乗せられて手に入れようとした。
値段は高騰してバカ売れしたんだけど、誰も絵自体を評価していた訳ではなかった。
反戦の絵を持つ自分に酔ってる感じだった。
ブームが一段落し始めた頃にふと誰かが言い出した。
「別に俺たちは昔の戦争なんかどうでも良かったんだ」
「この絵が出る前は平和になった生活を楽しんでたんだ」
「それなのに無理してトラウマを呼び覚ましてたんだ」
「今の生活を楽しむ為に使うべき金をこんな絵に使ってしまった」
「俺たちは騙されてたんだ」
って感じ。
別に画家は騙してないし、煽った訳でもなかったのに。

ちなみ次に訪れた旅人ってのは、元王族かなんかで見識が高い人だった。
その旅人が見ても、画家の絵は素晴らしい物でその才能は本物だった。
けど、町人は画家に逆恨みしており作品を評価しない。
旅人は他の町に行けばこの絵は素晴らしい評価を受けると画家に告げるんだけど
画家はそんな状況に嫌気がさしてすっかり世捨て人の気分になってる。
溜息を付き旅人は去って行く。
って感じだったと思う。

 

キノの旅〈2〉the Beautiful World (電撃文庫)
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