魔法少女まどか☆マギカ／美樹さやか

魔法少女＝魔女を倒す存在。自らの願いと引き換えに契約する。
魔女＝魔法少女の敵。人間を操って自殺させたりする怪物。死ぬと種が出る。

宝石＝魔法少女の命。魔法を使ったり絶望したりすると穢れがたまり、
その穢れを吸い取るために魔女の種が必要。
穢れのたまりすぎた魔法少女は魔女になる。

さやかは主人公の友達。
彼女には大好きな幼馴染がいる。
彼はヴァイオリンの天才少年。
でも事故にあって弾くことはおろか歩くことすらままならない。
このままリハビリを続けても絶望的といわれている。
それでも学校帰りに病院に寄って献身的に看病を続けるさやか。

さやかの願いは幼馴染の体を治してほしいというもの。
だが先輩の魔法少女の無残な死を目の当たりにし激しく葛藤する。

ある日、病院でいつものように幼馴染に音楽を聞かせていると急に責められる。
もう治る見込みもない自分がこんなものを聞いてもただ辛いだけだと。
医者にヴァイオリンは諦めろと言われたらしい。

それを聞いてついに決意するさやか。
さやかは契約し、幼馴染の指は復活、元気になって登校する。
しかしさやかの幸せは長くは続かなかった。
ある日友人に呼び出されたさやかは、自分はずっと幼馴染の事が好きで
告白するつもりだという事を聞かされる。
でも看病を続けてきたさやかの姿もよく知っているのでしばらく待つと友人は言う。
先に気持ちを伝える資格があるのはさやかだからと。

結局、絶望して魔法を使いすぎたさやかの宝石は限界まで穢れ、
魔女になって仲間に倒されて死ぬ。
幼馴染と友人はいい感じに。

この後色々あって主人公の願いで
「宝石が穢れきった魔法少女は魔女になる」というルールをなくした新しい世界ができる。
時間が巻き戻る。
その世界では宝石を穢れきらせた魔法少女はそのまま消滅。魔女は生まれない。
魔女に殺された先輩や仲間も復活。さやかも復活。
でもさやかはその新世界でも宝石を穢れさせて消滅。

なんつーかそのルールがなくてやり直せても
結局どうしようもないんだなーと思って非常に後味悪かった。