異本『アメリカの悲劇』(ジョン・コリア)
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264:本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 12:14:35.30
- ジョン・コリア「異本 アメリカの悲劇」
軽薄で頭の悪い青年が悪巧みを抱えて、老叔父の家を訪ねた。
叔父はほぼ寝たきりだが頭はしっかりしていて、青年をからかう。
叔父は、美人で巨乳で色っぽい看護婦(ただし30歳)を住み込みで雇っている。
そしてセクハラに余念がない。青年は看護婦の隙を見て叔父を殺し、死体をベッドの下に押し込んで叔父のふりをする。
(この悪巧みのために、前もって健康な歯を全部抜いて入れ歯にしていた。
髪は薄くて白髪混じり、顔は不摂生がたたってシワだらけ)そして看護婦を呼びつけ、「利発でハンサムな可愛い甥っ子」に
全財産を遺す遺言を書くぞ!弁護士を呼べ!と命じる。
(遺言を書いた後で死体をベッドに戻し、散歩から戻ったふりをして叔父の死と遺言書を発見する計画)看護婦が連れてきた中年男性は青年に麻酔を注射し、断りもなく腹を切開する。
「精神錯乱は腹部の障害が原因さ、うすらバカの甥に全財産を遺すなんてどうかしてる…
おかしいな、どこも異常ないぞ」医者が看護婦の尻を撫でるのを見た青年はショックで死んでしまう。
「うすらバカがそろそろ散歩から戻るころだ、せいぜいハラワタを戻してきれいに縫ってやるか。
近頃は色々とやかましいからな」
「爺にはよくしてやったから、遺言で分け前を考えてくれてるだろうな。そしたら旅行にでも行こう、ハニー」
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266:本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 14:03:05.66
- 後味悪くないどころかむしろスッキリした気分w