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179 名前:読み難いです。スマソ 投稿日:02/05/28 21:41
10数年前に放送されたドラマなんだけど、タイトルが思い出せない。
たしか主人公は細川俊之演じるサラリーマンだったと思う。
幸せに暮らしてた細川ファミリーが、何故だかいきなり、
何処かの戦場にワープしてしまい、愛する家族が次々と爆撃で死んでいく。
当の細川氏も爆撃に遭い、片腕を失う。
腕の痛みに耐えながら、横に伏せて難を逃れた男にココはいったい何処なんだ?と尋ねると、
第2次世界大戦中の日本だと返答が来る。
結局、いきなり戦時中にタイムスリップして、家族も失い、
元の世界に戻る事も出来ず片腕で生きていかなければならないという状況に、呆然とする細川氏
で、ここでドラマは終わり。

消防の時に観て、物凄く後味悪くて具合悪くなった。


184 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/29 00:01
>179
それたぶん、山田太一作「終わりにみた街」だね。
オレも消防の時、テレビ見た覚えがある。主演も細川だった。なべおさみも出てたかな。

でね、大人になってから原作読んだけど、もっと恐かったよ。今でも文庫本手元にある。
でね、最後ちょっと違って、主人公は爆撃を受けて気を失って、荒野で意識が戻るんだけど,
朦朧とした意識の中、蜃気楼のムコウになにやら見なれた建造物(の残骸らしきもの)を見つける。
それはどうやら、戦争の爆撃で朽ち果てた東京タワーなんだな。で、オカシイなと気付く。

自分がタイムスリップした第二次大戦中には東京タワーは存在しない。
そこで、ああ爆撃を受けたときに自分が再びタイムスリップした事を直感的に悟る。

で瀕死の重傷で、もう余命いくばくもない事もわかってるんだけど、とにかく今の状況をできるだけ把握したい。
で、となりで倒れている同じく死にかけてる男に聞くんだ。「今は千九百何年ですか?」って、
男は命絶え絶えのなかかすれるような声で答えようとする「せんきゅうひゃくはちじゅ・・・」
ってここで絶命しちゃうんだ。

で、「なに??1990年代ですらなく、80年代なのか・・・・!!」
(この作品は1980年代に書かれたものだから)
と愕然としながら、得も知れぬ絶望感を漂わせながらしんじゃうんだ。コエーはなしだったよ。
山田氏の作品のわりには。

 

終りに見た街 (小学館文庫)
終りに見た街 (小学館文庫)(原作)


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