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670 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/13 00:37
んじゃ、こんなのは?
自分は途中でオチ見えたけど、後味悪かったと思う。

両親に厳しく育てられた男がいた。
いい年して他人とロクなコミュニケーションを取れず、ましてや異性相手には顔を真っ赤にしてしまう始末。
親が決めた許婚がいたがそれは実の従姉妹で、男は彼女を愛してはいなかった。
許婚を置いて六年間もパリに遊学していた男は、とある店で美しいマネキンを見つける。
笑う事も怒る事もしない自己を持たない人形は、彼にとって正に理想の女性像だった。
異常だという自覚はあったが、男はマネキンを買い求め、そのマネキン相手にまぁイチャイチャと。
そのうちに国に帰る事になったが、帰国してもフィアンセには冷たく当たり、婚約を破棄してしまう。
男がマネキンに偏愛している事を知った元フィアンセは、
それが男の趣味なのだろうとマネキンの服装や髪型、表情などを真似して気を惹こうとした。

ある日、男がいつものようにマネキンを愛撫しようと手を触れると、まるで生きているような感覚がする。
笑いながら近寄ってくるマネキン。
男は驚きのあまり、持っていた拳銃を撃った。
刹那あがった悲鳴が男を現実に引き戻すと、目の前には血に濡れた元フィアンセの姿があった。

「幕屋の人形」っつ-話だったかな。

 

生埋め―ある狂人の手記より (文学の冒険)
生埋め―ある狂人の手記より
(サーデグヘダーヤト)


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